インド旅行を楽しむために。89日間の滞在費用と1週間の予算まとめ

インド旅行を楽しむために。89日間の滞在費用と1週間の予算まとめ

2019年4月24日

どうも、サタマサト(@mst727)です。

  • インドの物価や旅行の滞在費用が知りたい
  • インドでのお金の管理方法を知りたい

そんなお悩みを解決する記事です。

▼記事の内容

  • インド旅行89日間の滞在費用と最適な予算
  • インド旅行89日間の滞在費用の内訳
  • インド旅行でのお金の管理方法

2018年3月17日〜6月13日の89日間、インドに行ってきました。ネパールから南下してインドに来たんですが、噂どおり混沌とした空気感と発展途上の様子は、とても刺激を受けました。

物価は基本的にはどこも安いですが、IT都市のバンガロールに行くと、多少は高く感じました。いろんな街を訪れたインドですが、今回はどれぐらいの滞在費用がかかったのか、まとめてみました。

この記事では、これからインドを旅行される方向けに、どれぐらいの金額があればどんな生活ができるのか、89日間の滞在費用と1週間の最適な予算をお伝えします。

インド旅行89日間の滞在費用と1週間の予算

まず、インドの旅のスタイルを、大まかに書いておきます。旅の仕方によってかかる費用が変わってくるので、各々のスタイルに当てはめて参考にしてみてください。

  • 訪れた街:デリー・リシケシュ・バラナシ・プリー・バンガロール
  • 旅のスタイル:一人旅
  • 交通:飛行機・バス・電車・オートリキシャ・タクシー
  • 食事:昼と夜の二食
  • 宿泊:ドミトリーと個室
  • 観光:観光よりもカフェ

インドに来た目的は、バラナシとバンガロールに行くこと。バラナシはインドの北東、バンガロールは南にあったので、右回りに半周しました。そのため交通費がいちばんかかりました。

インド旅行89日間の合計費用

インド滞在89日間で使った合計金額は、172,368円(約107,730INR)でした。この金額には、食費や宿泊費、観光費、街から街への移動を含みます。

▼インド89日間の滞在費用

  • 交通費:33,591円
  • 食費 :67,461円
  • 宿泊費:47,248円
  • 観光費:1,760円
  • その他:22,308円

合計:172,368円(約107,730INR)

街によって金額の偏りがあるんですが、他の国と比べると、圧倒的に安く済んでいると思います。食費だけだと、1日あたり700円ぐらいあれば、十分過ごせました。

インド旅行1週間の予算

1週間の予算を見積もると、23,000円〜49,800円(36,800INR〜79,680INR)になります。トレッキングやスパを体験するなら、もうすこし高く見積もった方がいいですね。

▼インド旅行7泊8日あたりの予算

  • 交通費:5,000〜10,000円(航空券を除く。長距離移動を考えると5,000円以上は必要)
  • 食費:600円〜1,200円/日(ローカルフードだともっと安い・都市は比較的高め)
  • 宿泊費:1,000円〜3,000円/日(ドミトリーや個室によって変わるが1,000円以上だと安心)
  • 観光費:3,000〜6,000円(遺跡が好きな人は、事前にかかる費用を調べておくと良い)
  • その他:2,000INR(日本人向けアライバルビザにかかる費用)

合計:23,000円〜49,800円(36,800INR〜79,680INR)

なお、すべての金額は現在のレート「1INR=1.60円」で換算しています(2019年4月23日時点)。だいたいの目安として、予算を考えていただければと思います。

インド旅行89日間の滞在費用の内訳

インド旅行の滞在費用の内訳と、詳細を見ていきましょう。

交通費:33,591円

交通費は、飛行機、バス、電車、タクシー、そしてオートリキシャ代になります。

町から町への移動は飛行機やバス、電車、市内の移動は、タクシーやオートリキシャを利用しました。タクシーがあるところでは、ほとんどUberかOlacabsを利用していました。

流しのタクシーやオートリキシャと比べて、Uberが安いのはもうどこの国も同じなのかな。

片道航空券:20,766円

飛行機は「IndiGo」と「Air Asia」の、2回乗りました。

  • カトマンズ(ネパール)→ニューデリー(インド):15,364円(9,603INR)
  • ブバネーシュワル→バンガロール:5,402円(3,376INR)

途中陸路の移動が疲れたので、飛行機に乗り換えました。インドは広いです。

バス代:1,954円

主に街から街の長距離移動で利用しました。500円以下のバスは、冷房もなく地元の人が乗るローカルバス。1,000円以下のバスは、観光客向けの冷房付きでした。

ちなみにインドの冷房はとてつもなく寒いときがあるので、かならずカバンの中には羽織れるものを入れておきましょう。

電車:2,616円

電車も主に街から街の長距離移動で利用しました。インドの長距離列車は、とにかく時間に遅れます。数時間遅れはもちろん、半日遅れぐらいは、覚悟しておく必要があります。

かといって時間通りにも来たりするので、事前にインドの電車アプリを入れて、遅延状況を確認できるようにしておきましょう。

長距離列車は、グレードによって席が分かれているんですが、いちばん安い席以外にしましょう。僕はそれで行ったんですが、地元の人にも危ないから乗るなと言われました。安全第一で。

タクシー・オートリキシャ:8,256円

交通費のほとんどがタクシー代です。とくにバンガロールは、街の構造的に歩ける街ではなかったので、ずっとUberを利用していました。

料金も300円以下に収まることがほとんどで、空港から市内まで利用したときも1,200円前後でした。

オートリキシャよりも、Uberのタクシーの方が断然安かったので、交渉の手間を考えると、Uberの方がおすすめです。

食費:67,461円


食事は基本的に昼と夜の2食をレストランで、カフェに行くことが多かったです。食費は1日に合計600円〜1,200円(約375INR〜750INR)でした。

1食カレーが200円(130INR)以下、ちょっといいレストランで食べても400円(250INR)ほど。街によりますが、安いところでは1日300円ぐらいでいけましたね。

作業のために昼間は毎日カフェを利用していました。シェイク1杯で150円(90INR)前後。普通のドリンクだとその半額ぐらい。長時間利用することが多かったので、2杯オーダーが基本でした。

バンガロールではスターバックスに行くことが多かったんですが、いちばん高くついたのは、どこの国も料金がそんなに変わらないスタバですね。

▼インドでおすすめのWi-Fiカフェ

宿泊費:47,248円(88泊89日)

ホテルは、大きく3つぐらいのグレードのところに宿泊しました。それぞれ1泊あたりの料金はこんな感じです。長期間だったので、安めで清潔なところを選んでいました。

  • ドミトリー:400円〜800円
  • 個室:1,000〜2,000円前後

バンガロール市内は流石に高かったんですが、すこし郊外を探すと、安くて設備がよくきれいなところが結構ありました。

▶︎初めてのバラナシにおすすめ!日本人女性が運営する「ルドラゲストハウス」|インド

観光費:1,760円

インドのバラナシで、ガンジス川の朝焼けを見るためにボートに乗ったとき、960円(600INR)かかりました。ここらへんの料金設定は曖昧なので、金額交渉してみましょう。

残りの800円は、シタールという楽器のレッスン代です。1時間ちょっとのレッスンで、250INR(400円)。先生がとても熱心に教えてくれました。やっぱり音楽はいいね。

▶︎バラナシの日常を旅しよう。1泊2日でまわる「おすすめ観光スポット」|インド

その他:22,308円

その他は、インドの日本人向けアライバルビザ(2,000INR)と、日用品、お土産、SIMカード、そしてオーバーステイの罰金9,632円(6,020INR)ですね。

罰金というのは、日本人向けのアライバルビザは、最長60日が有効期限なんですが、日付の勘違いで、1日超過してしまったときに払ったものです。

正式に出国許可をもらうまでに約1ヶ月かかりました。一人旅の人はくれぐれも気をつけましょう。さて、ここからはインド旅行での「お金の管理方法」と「楽しむ方法と注意点」をお伝えします。

インド旅行でのお金の管理方法

インド旅行でのお金の管理方法ですが、クレジットカードと国際キャッシュカード、現金の3つを利用していました。それぞれこんな感じで使い分けていました。

基本的に複数のクレジットカードと国際キャッシュカード、すこしの現金があれば困りません。もし海外旅行用のクレジットカードをお持ちでなければ、こちらのクレジットカードがおすすめです。

  1. 楽天プレミアムカード楽天カード)※年会費1万円以上に抵抗があれば最初は無料から初めてok
  2. 三井住友VISAクラシックカードA
  3. エポスカード

詳しくは「海外旅行保険の組み合わせで決める、海外旅行におすすめのクレジットカード5枚」もご覧ください。

▼クレジットカード

  • 現地の人や観光客が大勢利用するレストランやカフェ、ホテルで利用
  • カードが紛失したときのために、使えるように複数枚別々に所持

▼国際キャッシュカード

  • ATMから現金を引き出すために利用(最初の空港である程度引き出すことが多い)
  • 現地の人や観光客が利用している、また人目につきセキュリティがいるATMで引き出す
  • 夜は目をつけられることがあるので、現金を引き出す際は日中のみ

▼現金

  • 盗難のリスクを考え、1日使う分とそうではない分を、別々に所持
  • 日本円とUSドル・現地の紙幣3つを所持(日本円だと換金できないところがあるため)

今回はほとんどクレジットカードを使う機会がなく(ショッピングモールかスタバぐらい)、基本は国際キャッシュカードで引き出し、現金で支払っていました。

ただし、インドのATMはお金が入っていないことが多く、引き出しにとても苦労したので、ショッピングモールなどのATMに行く機会があれば、あらかじめ多めに引き出しておきましょう。

金銭トラブルに気をつけよう

インド(とくにデリーやバラナシ)は金銭面のトラブルに巻き込まれている日本人が多かったです。基本はぼったくり被害ですね。

旅行のツアー代金やホテルの宿泊料金、あとはお土産の売買に関する料金トラブルなどなど。

日本人はぼったくられやすいので、知らない人についていかない、適切な相場を知ったうえで買い物して、ちゃんとNOと言えるようにしましょう。

お金の持ち歩きや、やりとりなども、常に最新の注意を払えるようにしましょう。

最後に

インドの人は優しい人がいる一方で、あの手この手で騙してくる人がいます。デリーでは夜は出歩かない、女性の人はとくに細心の注意を払うなど、気を引き締めて旅を楽しみましょう。

移動とかもそうなんですが、お金をかけて解決できるところは、多少高くても、ケチらずお金をかけて旅しましょうね。

これからインド旅行を検討されている方にとって、今回の情報がすこしでもお役に立てば嬉しいです。ぜひご参考ください。

今日はこれにておしまい。
それではまた。