クリソコラとマクラメの首飾り|旅先で惹かれたもの No.2

どうも、佐田真人(@mst727)です。

旅をしているとごく稀に、琴線に触れるものがある。これからもそんなものと出会っていきたいと思い、旅の最中に惹かれたものたちを記録していくことにしました。

前回のネパール・ポカラで出会った黒のウールコートに続き、第二弾はインド・デリーで出会った「青緑のきれいな石と黒のマクラメの首飾り」。

幼少の頃からなにかと装飾品が好きで、ブレスレットやらネックレスやら指輪の類が好きだった。それは大学生になっても変わらず、結局はたらく手前まで何かを身につけていた気がする。

だけど働き始めてからというもの、急にミニマル思考になったのか、装飾品は滅多につけなくなった。いや、どこかで「なんかダサい」と思い始めたのかもしれない。

それでも旅に出ると何か身につけたくなる自分がいる。無理に見つけるつもりはなかったが、もしどこかで惹かれるものに出会えたら、それを身につけようと思っていた。

 

インド・デリーで泊まった宿に、「サンタナデリー」と呼ばれる日本人宿がある。チェックアウトのとき、その宿の壁にかけられたひとつのネックレスに目が留まった。

地球を小さくしたような綺麗な石に、黒のマクラメ(装飾的にひもを結んだもの)が巻かれた、シンプルだけど美しい首飾り。

「これは売ってるんですか?」いや、仮に売り物じゃなかったとしても、どうにかして譲ってもらおう。そんな気持ちだった。

「売ってますよ。本当に買ってくれるんですか…?このマクラメの首飾り、Youtubeで編み方を調べて作った初めての作品なんですよ」

ニコリと笑いそう答えてくれたのは、宿のスタッフであるゆうとさん。マクラメを趣味で編んでいるとのことだった。

それを聞いてもっとほしくなり、彼から「初めて作ったマクラメの首飾り」を買うことにした。

その日以来肌身離さず、ずっと身に付けるようになった。ただの装飾品というよりは、お守りをつけているような感覚だった。久しぶりに身につけた首飾りは妙に心地よく、嬉しかった。

 

それからすこし時間が経ち、バラナシを出発する最終日のこと。偶然宿に遊びに来ていた同世代の旅人に出会った。

彼らはそれぞれ分野は違えどアーティストとして活動する方たちで、お互い意気投合するまでさほど時間はかからなかった。

そんな一人の首元から青緑に輝く、マクラメの首飾りが目に入る。

「あれ、それ僕の身につけてる石と同じじゃないですか!?」思わずそう尋ねると、「あれ、僕も同じやつ身につけてます!」ともう一人の彼。

なんと三人が同じ石のマクラメの首飾りをつけていたのだ。そして同じようにお守りとして肌身離さずつけているようだった。

特に意味はなかったが「まあ不思議なものがあるもんだなあ。もしかして引き寄せの法則…?」なんてことを思った。

それはそうと、ここに来て初めてこの石の名前を知る。どうやら「クリソコラ」というらしい。名前を知ってさらにお守りとしての愛着が湧いてしまった。

お守りとしての装飾品なら、これからも身につけたいなと思った。「お守りさがし」、旅の新たなミッションが加わった。