どうも、佐田真人(@mst727)です。
前回ご紹介した、FUJIFILMの単焦点レンズ「XF35mm F1.4 R」。
35mmフルサイズ換算で、約50mm相当の単焦点レンズですが、今も基本的にはこのレンズをカメラに付けっ放しにしています。
だけど、その日の気分で「目の前の景色をもっと広く切り取りたい」、と思うことも。
そんなこともあって、次に購入したレンズは「XF23mm F2 R WR」。フルサイズ換算で35mm。気軽に撮れる画角だけあって、こちらを常用されている方も多いと思います。
難しいことを考えず気軽に撮りたいときや、写真を撮ることが最優先にならないシーンで活躍しています。
そんな「XF23mm F2 R WR」というレンズの魅力と作例を、今日は余すことなくお伝えしていければと思います。
XF23mm F2 R WRを選んだ決め手
50mm相当の画角は、撮影する対象が決まっているときに、とても役立つレンズ。だけど、フィーリングでシャッターを押せるレンズかと聞かれると、すこし違う。
街歩きが好きな自分にとって、考えるより先にシャッターを切りたい自分もいる。気軽にもっと写真を楽しめるレンズがほしかったんです。
50mm相当のレンズばかり使い続けてきたので、「XF23mm F2 R WR」は、再度写真を撮ることの楽しさに気づかせてくれたレンズです。
FUJIFILMのXマウントで、23mmレンズのF値は、「F2」と「F1.4」のふたつ。
どちらも評価の高いレンズですが、僕が「F2」を選んだのは、圧倒的な軽さとオートフォーカスの速さ、そして防塵防滴仕様だから。
使っていく中で、とくに好きだなあと思ったポイントは、こんな感じです。
◎おすすめポイント
- 圧倒的軽さとサイズ感
- AFの速さと防塵防滴仕様
- その場の雰囲気とずれない表現力
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XF23mm F2 R WRの特長(サイズ感・デザイン)
レンズの魅力や特長をお伝えする前に、まずは知っておきたい「XF23mm F2 R WR」の基本スペックを、書いておきます。
購入前に知っておきたい基本情報
- 【焦点距離】23mm(フルサイズ35mm判換算:35mm相当)
- 【絞り値】f16〜f2
- 【最短撮影距離】22cm〜
- 【質量】約180g(レンズキャップ・フード含まず)
- 【フィルターサイズ】43mm
- 【メーカー希望小売価格】62,000円(税別)
※2018/9/19時点の実勢価格は「39,090円(税込)」
最短撮影距離が22cm〜と、かなり寄れるので、ブツ撮りにも最適です。価格も他の単焦点と比べて、購入しやすい価格なので、サブとしておすすめのレンズ。
圧倒的軽さと機動力
Xマウントの単焦点レンズすべてに言えることなんですが、その中でもとくに軽くてコンパクトなのが「XF23mm F2 R WR」。
この軽さとサイズ感なら、予備のレンズとしてバッグに入れても、ほとんど気になりません。しかも「X-Pro2」に装着して、首から掛けても、ギリギリ大丈夫なライン。
他メーカーのミラーレスカメラでも、フルサイズだと大きいレンズが多い。その点FUJIFILMのレンズのコンパクトさはやっぱり魅力的です。
別売りレンズフードでかっこいいデザインに
ただそのコンパクトさの代償なのか、付属のフードデザインがあまり良くないんです。そんなこともあって、購入当初はあまりこのレンズで、撮る気が起きませんでした。
僕にとって、撮る気にさせてくれるものかどうかが、どれだけ大切なのかを改めて感じました。道具はまずデザインから。
なので、レンズフードを別売りのものに変えてみました。あとから知ったんですが、やっぱり別売りのフードをつけて使う方が多いんですね。
別売りレンズフードつけて、初めて「XF23mm F2 R WR」が完成すると思っています。
AFの速さと防塵防滴仕様
このレンズの特筆すべき機能はこのふたつ。
とにかくAFが速く、静かなんです。「XF35mm F1.4 R」を普段使いにしていると、その速さと静かさに驚くばかり。これだけでもこのレンズを使う価値があります。
ストリートスナップで、テンポよくシャッターが切れるのは、必要条件でありとても大切なこと。
また、このレンズは防塵防滴。撮影シーンを気にする必要なく撮れるのは、本当にありがたい。雨の中撮りたいと思うこともあるので、そんなときは重宝するレンズですね。
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XF23mmnF2 R WRのずれない表現力と作例
大げさに良く写すことなく、かといって悪いわけでもない。その場の雰囲気を、忠実に写してくれる。それが「XF23mm F2 R WR」というレンズだと考えます。
正直なところ、このレンズの魅力を僕はまだ、引き出せていません。
だからこれから、もっとこのレンズで撮っていきたいと思っています。作例に関しては、すべてスナップ。すこしでも参考になれば幸いです。
旅行に行ったときも、撮ることが最優先にならず、旅を楽しみながら撮れるのが、このレンズの魅力。あまり構図を気にせずサクッと撮れるのが気持ちいい。
人を撮るときも、できる限り自然に。旅先では予期せぬタイミングで撮るときもあるので、オートフォーカスの速さには助かっています。
基本的に露出は一段階二段階下げて撮影するので、アンダーめな写真が多いです。だけどこれがまた画になるんです。
F値が2なので、夜間撮影でも大活躍。ISOは3200までなら常用で使えるかなと。若干ノイズがのりますが、これはこれで嫌いじゃありません。
海外のストリートスナップでは、ピントを外してしまうことも多いのですが、そういう写真含めて良いと思えるかどうか。そこが写真の楽しさなのかなと思ったり。
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XF23mm F2 R WRの気になる点
最後に、一年使用していて気になる点を、あげておきますね。
- 付属のフードだと、レンズのフタが外れやすい
- ボケがすこし固く感じる
ちなみに手ぶれ補正は、他の単焦点レンズと同じくなし。
付属のフードだと、レンズのフタが外れやすい
付属のフードについては、デザイン以外にもうひとつ、気をつけたいことがあります。それは、レンズのフタが外れやすいこと。
フードのデザイン上、レンズのフタが外に出てしまうので、レンズのフタ部分になにか当たったとき、外れやすくなってるんですよね。
何回かそれで落としたことがあるので、気になる方は別売りのレンズフードを、一緒に買っておくことをおすすめします。
ボケがすこし固く感じる
正直なところ、ボケの写り具合は、好みの問題です。
僕の場合、ふだん「XF35mm F1.4R」に目が慣れてしまってることもあり、若干ボケが固く感じてしまいます。
XF35mm F1.4 Rはボケの輪郭が柔らかいのに対して、XF23mmF2 R WRがボケの輪郭がすこしはっきりしてるんですね。
それが結果的にすこし、固く感じてしまうんです。これは良くも悪くもレンズの特徴なので、撮りたい画に応じてレンズを交換しましょう。
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XF23mm F2 R WRで、目の前の世界がすこし広がった
単焦点レンズを買うと、当然一本だけで済むはずもなく、別の画角のレンズが欲しくなるのは、もう仕方がないこと。
二本目の単焦点レンズに、XF23mm F2 R WRを選び、見る世界がすこし広くなりました。すこし近くのものを撮るようになりました。
ふだん使っているレンズの画角で、マンネリ化してきたなあと感じたら、思い切って画角を変えて撮ってみましょう。また新しい景色に、自分に出会えるはずです。
そしてそんなレンズにぜひ、XF23mm F2 R WRはどうでしょう。きっと写真を撮るのが一層楽しくなりますよ。Xマウントユーザーで二本目の単焦点に、ぜひおすすめしたいレンズです。
そのほかの使用レンズは、「シーンに応じてベストなレンズを。FUJIFILMおすすめの単焦点レンズ 3つ【作例あり】」にまとめているので、ぜひあわせてご覧ください。
今日はこれにておしまい。
それではまた!