FUJIFILM「XF23mm F2 R WR」長期使用レビュー。小さく軽く軽快に撮れる単焦点レンズ【作例あり】

FUJIFILM「XF23mm F2 R WR」長期使用レビュー。小さく軽く軽快に撮れる単焦点レンズ【作例あり】
2018年9月19日
ファインダーを覗いてみるものの、あれこれ考え始め写真を撮ることができない…。難しく考えず気軽に撮ってみたいと思い、レンズの画角を変えたことがあります。

これまではX-Pro2に「XF35mm F1.4 R」のレンズ一択でしたが、目の前の景色をもっと広く切り取ってみようと、「XF23mm F2 R WR」を使い始めました。

フルサイズ換算で約35mm。実際使ってみると、気軽に撮れる画角だけあって写真を撮ることが最優先にならない。

良いか悪いかはさておき、考えるより前にシャッターを切ることが増え、純粋に写真を楽しめることが増えた気がします。

そんな写真の楽しみを定期的に思い出させてくれるようなレンズ。今回は1年以上使った感想を、作例とともお伝えしていきます。

XF23mm F2 R WRは小さく軽く軽快に撮れる単焦点レンズ

「小さく軽くAFが速い」っていうのが、初めてこのレンズで撮ったときの印象。軽快に撮れるとはこのことだと思いました。

購入前に知っておきたい基本情報

  • 【焦点距離】23mm(フルサイズ35mm判換算:35mm相当)
  • 【絞り値】f16〜f2
  • 【最短撮影距離】22cm〜
  • 【質量】約180g(レンズキャップ・フード含まず)
  • 【フィルターサイズ】43mm

最短撮影距離が22cm〜と、かなり寄れるので、ブツ撮りにも最適。価格も他の単焦点と比べて、購入しやすい価格なので、サブとしてもおすすめのレンズです。

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XF23mm F2 R WR 長期使用レビュー

すでに慣れ親しんだ50mm相当の画角は、撮影する対象が定まっているときにとても役立つレンズ。だけど、フィーリングでシャッターを押せるレンズではありませんでした。

街歩きが好きな自分にとって、考えるより先にシャッターを切りたいときもある。気軽にもっと写真を楽しめるレンズがほしかったんです。

XF23mm F2 R WR」はそういった意味で、再度写真を撮ることの楽しさに気づかせてくれたレンズです。

FUJIFILMのXマウントで、23mmレンズのF値は「F2」と「F1.4」のふたつ。どちらも評価の高いレンズですが、僕が「F2」を選んだのは、圧倒的な軽さとオートフォーカスの速さ、そして防塵防滴仕様だから。

使っていく中で、とくに好きだなあと思ったポイントは、こんな感じです。
  1. 圧倒的軽さとサイズ感
  2. AFの速さと防塵防滴仕様
  3. その場の雰囲気とずれない表現力

①圧倒的軽さとサイズ感

Xマウントの単焦点レンズすべてに言えることなんですが、その中でもとくに軽くてコンパクトなのが「XF23mm F2 R WR」。

この軽さとサイズなら、予備のレンズとしてバッグに入れてもほとんど気になりません。しかもX-Pro2に装着して首から掛けても、ギリギリ大丈夫なライン。

他メーカーのミラーレスカメラでも、フルサイズだと大きいレンズが多い。その点FUJIFILMのレンズのコンパクトさはやっぱり魅力的です。

別売りレンズフードでかっこいいデザインに

ただそのコンパクトさの代償なのか、付属のフードデザインがあまり良くないんです。そんなこともあって、購入当初はあまりこのレンズで、撮る気が起きませんでした。

僕にとって、撮る気にさせてくれるものかどうかが、どれだけ大切なのかを改めて感じました。道具はまずデザインから

なので、レンズフードを別売りのものに変えてみました。あとから知ったんですが、やっぱり別売りのフードをつけて使う方が多いんですね。別売りレンズフードつけて、初めて「XF23mm F2 R WR」が完成すると思っています。

②AFの速さと防塵防滴仕様

このレンズの特筆すべき機能はこのふたつ。

とにかくAFが速く、静かなんです。「XF35mm F1.4 R」を普段使いにしていると、その速さと静かさに驚きます。ストリートスナップで、テンポよくシャッターが切れるのは、必要条件でありとても大切なこと。

また、このレンズは防塵防滴。撮影シーンを気にする必要なく撮れるのは、本当にありがたい。雨の中撮りたいと思うこともあるので、そんなときに重宝するレンズです。

③その場の雰囲気とずれない表現力

大げさに写すことなく、その場の雰囲気を忠実に写してくれる。それが「XF23mm F2 R WR」というレンズだと考えます。

ここからは実際に撮った作例をご覧ください。すべてサクサクっと撮影したスナップになります。

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XF23mm F2 R WRの作例

旅行に行ったときも撮ることが最優先にならず、旅を楽しみながら撮れるのがこのレンズの魅力。あまり構図を気にせずサクッと撮れるのが気持ちいい。
人を撮るときも、できる限り自然に。旅先では予期せぬタイミングで撮るときもあるので、オートフォーカスの速さには助かっています。
基本的に露出は一段階二段階下げて撮影するので、アンダーめな写真が多いです。だけどこれがまた画になるんです。
F値が2なので、夜間撮影でも大活躍。ISOは3200までなら常用で使えるかなと。若干ノイズがのりますが、これはこれで嫌いじゃありません。
海外のスナップでは、ピントを外してしまうことも多いのですが、そういう写真含めて良いと思えるかどうか。そこが写真の楽しさなのかなと思ったり。

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XF23mm F2 R WRの気になる点

最後に、長年使用していて気になる点を、あげておきます。
  • 付属のフードだと、レンズのフタが外れやすい
  • ボケがすこし固く感じる

ちなみに手ぶれ補正は、他の単焦点レンズと同じくなし。

付属のフードだと、レンズのフタが外れやすい

付属のフードについては、デザイン以外にもうひとつ気をつけたいことがあります。それは、レンズのフタが外れやすいこと。

フードのデザイン上、レンズのフタが外に出てしまうので、レンズのフタ部分になにか当たったとき外れやすくなってるんですよね。

何回かそれで落としたことがあるので、気になる方は別売りのレンズフードを、一緒に買っておくことをおすすめします。

ボケがすこし固く感じる

ボケの写り具合は好みの問題ですが、僕の場合、XF35mm F1.4Rに目が慣れてしまってることもあり、若干ボケが固く感じてしまいます。

XF35mm F1.4 Rはボケの輪郭が柔らかいのに対して、XF23mmF2 R WRがボケの輪郭がすこしはっきりしてるんですね。

それが結果的にすこし、固く感じてしまうんです。これは良くも悪くもレンズの特徴なので、撮りたい画に応じてレンズを交換しましょう。

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最後に

単焦点レンズを一本買うと、別の画角のレンズが欲しくなるのはもう仕方がないこと。二本目の単焦点レンズに「XF23mm F2 R WR」を選び、見る世界がすこし広くなりました。

ふだん使っているレンズの画角でマンネリ化してきたなあと感じたら、思い切って画角を変えて撮ってみるのもいいのかもしれません。また新しい景色に出会えるはずです。

そしてそんなレンズにぜひ「XF23mm F2 R WR」はどうでしょう。きっと写真を撮るのが一層楽しくなりますよ。