そんなぜいたくな悩みに答えてくれるアウターが「mont-bell プラズマ1000 ダウンジャケット」。
極寒の地でのアウターは、THE NORTH FACEの「GADGET HANGAR COAT」なのですが、これだけだと保温性がない。そこで今回のダウンジャケットを見つけました。
−15℃の場所でインナージャケットとして着てみたのですが、真冬でも問題なく乗り越えられる保温性を体感しました。今回はそんな極寒の地でも活躍する、移動に適したダウンジャケットをご紹介します。
CONTENTS
軽量にして温かい究極のダウンジャケット「mont-bell プラズマ1000」
寒さが予想される旅先では、バッグに忍ばせておく「mont-bell プラズマ1000」。名前のプラズマ1000とは、素材として用いられている「1000フィルパワーのEXダウン」が由来。首元まで風をガードでき、撥水加工もされている。前面についているポケットは、セキュリティ的にも安心なチャック付き。
mont-bell プラズマ1000を選んだ理由
コートのインナージャケットとして購入したのだけど、もともと知ったきっかけは高城剛さんの自身の持ち物を紹介した本「LIFE PACKING」。すでにユニクロや無印良品のダウンを持っており、これまでは必要なかったのですが、マイナスの地に行くことになり購入しました。
保温性はもちろんですが、それ以上に「圧倒的な軽さ」と「コンパクト性」が、購入の決め手となりました。トラベルグッズでモンベルのプロダクトを使うことが多いので、軽さと丈夫さの面でも安心して購入できました。
mont-bell「プラズマ1000」ダウンジャケットレビュー
まずは機能面とデザイン面から、特筆すべき点を3つ挙げてみます。最後に全体の装いも掲載。- 圧倒的軽量感とコンパクト性
- 軽さと両立させた確かな保温性
- 気配りがわかる細かなデザイン
それぞれ細かく解説していきます。
圧倒的軽量感とコンパクト性
まず驚いたのが、このダウンジャケット、130gしかない。軽さでいうと、文庫本1冊より軽いんです。軽すぎてイメージしづらいけど、ユニクロのウルトラライトダウンと持ち比べてみると、その違いは明らか。
アウトドアグッズは、数十グラムの差で大きく値段が変わってきますが、その価値を感じた瞬間でした。 また、軽量とセットで語りたいのが、収納場所を選ばないコンパクト性。
些細な違いで収納場所が変わるわけではない。それでも常に持ち歩くことを考えると、すこしでもコンパクトにすることでストレスが軽減されるのは、これまでの旅でも実感しています。
ただし、コスト感はおなじ保温性能のダウンジャケットの方がお得。それでも極限を求めたくなるのが、トラベラーのロマン。
軽さと両立させた確かな保温性
軽さやコンパクト性をアピールできるのも、確かな保温性があってこそ。素材として用いている1000フィルパワーのEXダウンが、保温性の源。このフィルパワーこそが「ダウンの品質」を表し、数値が高いほど高品質とされます。
- 良質なダウン:600〜700フィルパワー
- 高品質なダウン:700フィルパワー〜
参照:プラズマ1000 ダウンジャケット Men’s
ちなみにユニクロ「ウルトラライトダウン」のフィルパワーは、640程度だそう。体感的にもモンベルの方が、羽毛が敷き詰まっている感じがあり、防風性と保温性の高さを感じました。
実際-15℃〜0℃の環境で着てみましたが、十分寒さに耐えれるレベルでした。そのときの服装は後ほど書きます。
気配りがわかる細かなデザイン
全体的なデザインは良くも悪くもモンベル。スーパーの袋のような質感は否めません。だけど、やはり機能性には長けています。モンベルだけ着ていると気づかないのですが、ほかの商品を着てふたたび着てみると、その細かな気配りに気付かされます。 たとえば、ジッパーを上げたとき、アゴに当たらない仕様になっている点。冷たい部分が当たって気になってしまうストレスも皆無。
全体的なデザインは満足のいくものではないですが、インナージャケットとしての活用がメインなので、あまり気になることはありません。
インナージャケットとしての「mont-bell プラズマ1000」
上述したとおり、プラズマ1000は寒い場所でコートの下に着る「インナージャケット」として活用することがほとんど。一般のダウンジャケットと比べても極薄で着膨れしにくく、着ているときのストレスが皆無。大きな紙を一枚纏っているような感覚に近いかもしれません。
実際にプラズマ1000をどんな感じで着ているのかを紹介します。ちなみに撮影した場所は、北海道の下川町という雪景色が綺麗な町。
0℃以下の旅先のインナージャケットとして
ガジェットハンガーコートの下に、インナージャケットとして「プラズマ1000」を着た例。プラズマ1000は首元まであるので、合わせるコートは首元まで隠れるものがよし。 動くとだんだん暑くなってくるので、コートとダウンのジッパーを開けて、風通しの良いスタイルに。あまり着込みすぎると、暑くなったときが大変。 上- CA4LA「ニット帽」
- 無印良品「ネックウォーマー」
- THE NORTH FACE「ガジェットハンガーコート」
- mont-bell「プラズマ1000 ダウンジャケット」
- Graphpaper「ロングTシャツ」
- mont-bell「ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ」
下
- GRAMICCI「NN-PANTS」
- mont-bell「ジオライン M.W. タイツ」
- 無印良品「オーガニックコットン混足なり直角 スラブリブ靴下」
単体で着用したときの装い
セーターを着ることも想定し、着用しているのはLサイズ。肩周りの窮屈な感覚はなく、動きやすい。着丈もちょうどいい。 フロントジッパーを首元まで閉めてみる。単体で着用する場合は、生地を引っかけないように注意してください。旅先の雰囲気に合わせて無印良品ダウンと使い分け
モンベルのプラズマ1000は、機能面においては最高の品質。ただ、デザイン面ではタウンユースに向かないので、街の雰囲気に合わせて無印良品の「軽量フレンチダウンポケッタブル(ブルゾン)」と使い分けています。
「mont-bell プラズマ1000」を着る場合
- 0℃以下の場所や日本とおなじ服装で歩けない海外
- おしゃれではなく機能面を重要視する場所
- 旅先ですこしでもストレスを感じたくないとき
「無印良品 軽量フレンチダウンポケッタブル」を着る場合
- 0℃を下回らない環境
- 機能面ではなく、おしゃれを重要視する場所
- 普段の服と合わせて着用したいとき
おしゃれを優先するか、機能面を優先するかの違いが大きいです。 海外で旅先が暑いときは、寒いところでのみ羽織ることになるので、プラズマ1000をバッグに常備しています。
最後に
移動に最適なダウンジャケット「mont-bell プラズマ1000」。旅先でもバッグに入れておけば、寒さ対策できるお気に入りのアウターとなりました。GORE-TEXのアウターと相性がいいので、ぜひ防水のアウターと組み合わせて着てほしいです。カラーは「ブラック・レッド・ベージュ・ブルー」の4種類。
移動に最適なダウンジャケットを探されている方は、ぜひ近くのモンベルショップ(もしくはオンライン)でチェックしてみてください。
そのほかの愛用しているアウター
「mont-bell プラズマ1000」と合わせて着ている旅の定番アウター、THE NORTH FACEの「GADGET HANGAR COAT」。防水性に加え、たくさんのものを収納できるのが便利。タウンユースにも馴染むデザインなのが、お気に入り。▶︎ファッションと機能性が両立した旅のアウター。THE NORTH FACE「GADGET HANGAR COAT」レビュー 「頭脳職のための機能服」をコンセプトに掲げるブランド「TEATORA」のデバイスコート。さっと羽織れるロングコートとして愛用。パッカブルなので旅にも持っていきやすい。ふだん最も着てるアウターです。
▶都市生活に最適化された旅の制服。TEATORA「Device Coat」レビュー 同じくTEATORAの「Wallet Coat Cargo UMBRELLA」。レインウェアの一種で、都心の生活で雨が降りそうなときに着ている。ゆったりとしたサイズ感と大きなポケットがお気に入り。
▶︎都心の雨には“着る傘”を。TEATORAの「Wallet Coat Cargo UMBRELLA」
以上、この記事を読んでくださった方の移動が、より楽しく快適なものになれば嬉しいです。