カメラとは不思議なもので、すでにひとつ持っていても、サブカメラという新しい位置づけで、またほしくなってしまう。
メインでは対応できない画角を補うだとか、このシーンには別のカメラが適してるとか、それっぽい理由をつけては新しいカメラを探してる。
ご多聞にもれず、僕もそのひとり。ミラーレスカメラを持ちつつも、気軽に動画を撮ってみたり、超広角で撮影ができるサブカメラがほしいなあと思っていました。
そんな遊び心あるカメラに選んだのは、「GoPro HERO6」。今では海外旅行での動画撮影やセルフィ、広角撮影にとても役立っています。
今日は1年使用した「GoPro HERO6」という、アクションカメラの魅力と作例を、余すことなくお伝えします。
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GoPro HERO6ってどんなカメラ?
- 画素数:1200万画素
- フレームレート:4K 60/1080p 240
- 防水:10m
- ポート:USB-C、マイクロHDMI
画素数はスマホと同等レベルなんですが、意外と綺麗に撮れるのがGoProのすごいところ。とくにRawで撮影できるので、より魅力的のある写真に、仕上げることができます。
「GoPro HERO6」を選んだ理由
もともとは旅先の様子を動画で残すVLOG的なことをしたいと思い、できるかぎりコンパクトな動画撮影用のカメラがほしいと思ったのがはじまり。
HERO5までGoProに惹かれることはなかったのですが、HERO6で性能が大幅に上がり、アクションカメラで旅先を切り取ってみても楽しそうだと思えたんです。
それからというもの、GoPro Hero6で撮影された動画や写真を、YouTubeやInstagramで見る日々。最終的には「強力な手ぶれ補正(4K60fpsや1080p240fpsでは不可)」が決め手となって、購入に至りました。
一年経ったいまも、メインカメラより仕様頻度は劣るものの、室内での空間撮影や、旅先でのセルフィに活用しています。
GoPro HERO6の特長(サイズ感・デザイン・操作性)
①サイズ感
機能がどれだけ良くなったとしても、GoProのいちばんの良さはサイズ感。手のひらサイズで超広角の画が撮れるのは、やっぱりすごい。メインのカメラとは別に、いつでもポケットに入れておけるし、なにか目に留まったものがあれば、すぐ撮影できる。
小さいことでこんなにも自由に撮ることができるのかと、前向きに風景を切り取ろうとする自分に驚きました。GoProはアクセサリーがとても充実しており、むしろ併用して活用するのが一般的なんですが、普段はGoPro本体のみで身軽に撮影しています。
②外観デザイン
外観デザインもとてもシンプル。撮影のときに悩むぐらいなら、できるかぎりシンプルがいい。物理的なボタンは、電源ボタンとシャッターボタンのみ。
もうひとつありがたいのは、USB-Cに対応してるところ。普段使用しているスマホのバッテリーで充電できるので、旅先にはもってこいのカメラ。
操作性
写真や動画モード切り替えも、電源ボタンを押すだけ。撮ることに集中できるデザイン設計です。細かい撮影の設定やプレビューは、ディスプレイのタッチパネルにお任せ。
バッテリーは下から簡単に取り外せます。防水仕様なので、バッテリーのフタさえ閉めておけば、水の中でも使用可能です。少し不便なのは、マウントをつけてしまうと、バッテリーの取り外しが面倒なこと。
GoPro Hero6の気になる点
1年使用していて気になる点もあります。ざっと抑えておきたいところを、いくつかあげておきます。
- フリーズしてしまう
- 上下逆さに反応しにくい
- マイクの質が良くない
フリーズしてしまうことや、上下逆さに反応しにくいというのは、今後のアップデートで改善されていくのかもしれませんが、現時点では気になってしまいます。
とくにフリーズしたときは、バッテリーを抜き取るしか方法がないので、アクセサリをつけていると面倒。また動作がカクカクしてしまうこともしばしばあります。
もともとのタッチパネルの反応が、めちゃくちゃ滑らかというわけではないのですが、操作する上ではまだ許容範囲です。
いちばん気になるのはマイクの音質が良くないこと。もともとVlog的に活用しようとしていたこともあり、マイクの音質があまり良くないのは残念です。少しこもり気味の音になります。
例えば、自分の声を録るときに、室内であれば問題ないんですが、外で歩きながら撮影するとなると、雑音が入ってとてもじゃないけど、自分の声が聞こえにくい。
調べてみると、YouTuberの方たちもここに不満点があったみたいで、マイクなどを装着して、改善されているようです。もしVlog的に活用するなら、別売りのマイクとアダプタを購入した方が良さそう。
GoPro HERO6の作例
メインのカメラとは別に、GoPro HERO6を使い続ける理由は、GoProにしか撮れない写真があるからです。普通のカメラでは録ることのできない、ちょっとした遊び心ある画が撮れる。それがGoPro最大の特長。ここでは旅先の写真を中心に、動画・セルフィ・広角の3つに分けて、作例を見ていきましょう。
GoProといえば動画
結構前に撮ったものなんですが、これは主にGoProを活用して撮影したものです(一部iPhoneとミラーレスを使用していますが)。
GoProは広角なので、一通り見ていただけると、わかると思います。ちなみにすべてiPhoneで編集しました。動画編集アプリは「VUE」。
魚眼(超広角)撮りたくなるセルフィ
もちろん一般的なセルフィ、特に大人数でのセルフィを撮るのにとても適しているのですが、旅先ではついかっこつけたセルフィを撮ってしまいがち。
広角で撮った写真
GoProの空間をギュッと閉じ込めたような広角は、広い空間にも有効なのですが、あえて狭い路地なんかで撮ってみるもおもしろいと思います。
広い空間だと、その場の空気感を伝えるのはもちろん、なにか対象を定めて撮るのもいいですね。これだけの写真が気軽に撮れるのは本当に楽しい。
最もよく使っているGoProマウント/アクセサリー
本来GoProは、マウント・アクセサリーを併用して使うものなんですけど、個人的には本体のみで使うのにハマっています。
というのも、アクセサリーをつけてしまうと、せっかく小さいGoProなのに、携帯性を損なってしまうんですよね。ポケットに突っ込んでおけない。
だから使うアクセサリーはかなり厳選しています。これまでいろんなものを試してみたんですけど、その中でも僕が今も使っているお気に入りのものだけご紹介します。
それが、Shorty。
Shortyは、ミニ三脚やセルカ棒になり、伸縮自在なので、撮影に大活躍。作例のセルフィは、ほとんどこれで撮っています。
それでいてとてもコンパクトなので、これならずっと付けっ放しにしてもいい。本当にこれだけでいいと思えるアクセサリーです。
最後に
本格的なミラーレスカメラをメインに持つと、次は遊び心の効いたカメラを持ちたくなるもの。そんな遊び心を満たしてくれるアクションカメラが、この「GoPro HERO6」です。
旅先ではすでに何度か落としてしまい、かなり使用感が目立ってきているのですが、それぐらいタフに使えるカメラ。これからもいろんな遊び方をして撮影していければと思います。