これまでの人生でやってよかったこと

これまでの人生でやってよかったこと

これまでの人生でやってよかったなあと思うことをまとめてみました。

誰かとお会いした時に幾度となく話したこと、それは間違いなく今の自分を形成しているものなので、まとめる価値があるなと感じました。

また、僕が何度も同じことを話してしまうためのストッパーにもなるので(笑)、今度から同じ話をしようとしてしまった際は、この記事を共有できたらと思います。

初めてのタイへバックパッカー旅

僕が初めて海外に行ったのは、大学2年生の時。海外旅行にハマってしまうきっかけの旅です。

大学の夏休みを利用して、どこかに海外に行きたいなあと思い、毎日授業終わりに図書館へ行き、「地球の歩き方」や「TRANSIT」を始めとする本や雑誌を何冊も平積みし、行きたい国を探していました。

そんなときに雑誌の「世界中のバックパッカーが集まる街、バンコク・カオサンロード」みたいな文言に心惹かれ、「初めての海外旅はここだ!」と決めて、タイへ旅立ちました。

旅の道中はそれこそ初めての連続だったので、バックパッカー旅の醍醐味全てを味わったような気がします。また旅前にタイの情報収集や、持ち物を揃えていく過程もすごく楽しかったです。

バックパックのお店のスタッフの方、熱心にバックパッカー旅の持ち物やタイの魅力を教えてくれたことがあり、その体験が旅の楽しさを増幅させてくれました。

初めての東南アジアの旅で、日本にはない独特な熱気やエネルギーを感じ、「これから伸びる!」っていう感覚を肌で感じさせてくれた旅となりました。

この時の経験がきっかけで、海外移住を漠然と志すようになった気がします。

中国の北京に短期留学

当時は関西外国語大学に在学しており、英語圏か中国のどちらかに留学したいなあという漠然とした気持ちがありました。ただ自分の突き動かすようなきっかけがなく、どうしようか考えていたところ、中国の政治や倫理観が問われる報道を目にする機会がありました。

それを観て「中国」に対するいろいろな感情がふつふつ湧いてきたのですが、一方で、自分は中国に行ったことがないのにも関わらず、メディアの報道によって国の印象を決めつけてしまう自分に危うさを感じました。

このままだと「見聞きしたことがないものを否定するようなつまらない大人になってしまう」と感じた僕は、中国に行ってこの目で確かめたいと強く思うようになりました。中国の北京にいたのは、半年ぐらいですが、自分の価値観を大きく形成するきっかけとなった体験でした。

限界まで働く

大学時代、海外への就職も視野に入れていたのですが、まずは日本で働いたほうが良いかもしれないと思い、東京のIT企業への就職をします。

そこで自分が不慣れなこと、苦手なことに向き合い、厳しいながらも尊敬している上司の仕事を観察し、自分なりにできることを限界までやりました。

最終的には身体がボロボロになっていたのですが、あの時の経験がなければ今の自分はいないし、あの時の経験があったからこそ、今ちゃんと仕事ができているように感じます。

相手の立場になって考えることや、やり切ることの大切さなど、本質的なことを体感できた、自分にとっての働くの原点です。

ブログとYouTubeを始める

社会人になり毎日深夜帰り、週末は休めるだけ休む、家と会社の往復を繰り返す毎日に、「何かしないと…」と思っていました。

そこで始めたのがブログ。もともと学生の時から文章を書くのが好きで、日記をブログに書いたりもしていたのですが、社会人になってまた始めることにしました。

学生の時から好きだった文章を書くことや写真を撮ることが、ブログだと全部組み合わせて表現できると思ったんですね。そこからブログをきっかけに、会社以外の知り合いが増えていきます。

この頃からいろんなイベントにも行くようになり、東京の生活が楽しくなっていきました。自分の発信媒体があるから、それを理由に人と会えるし、相手にとっても人となりが多少分かるので安心感につながる。

自分の思考を整理できる上に、誰かに読んでもらうことで、共感してもらえる方たちとの輪が拡がっていく感じはとても心地よかったです。

そこから文章で表現しきれない旅に様子や、海外の人たちにも観てもらいたいと思い、YouTubeを始めることにします。

始めるまでにかなりの時間がかかりましたが、これも文章、写真、音楽全ての表現をまとめてできるので、僕には合っていると感じました。今ではブログもYouTubeも、表現方法として切っても切れない関係です。

海外に長期放浪(特にインド)

社会人になったあとも、定期的に海外旅を続ける中で、自分は短期間で観光を中心とした旅行よりも、長期間滞在して現地の日常を中心とした旅の方が合っていることに気づきます。

そこから会社を辞めて、数ヶ月に渡る長期放浪へ。いくつか仕事もいただきながら、数ヶ月かけて東南アジアを一周したり、インドを一周したりしました。

特にインドでは現地での就職も視野に入れていたので、インドで働く人に話を聞いたり、現地の若者、特に「インドのシリコンバレー」と呼ばれていたバンガロールの人たちとも積極的に交流していました。

そこで見えてきたのは、これからは旅で世界をなぞるよりも、自分がちゃんと海外で働き、積極的にその国の人と関わっていきたいという思い。

特にバンガロールでは、そこら中でビジネスの話が行われており、同世代の人たちが起業していく環境下で、そのエネルギッシュな思いや行動に感化されました。

この旅でインドで働こうとはならなかったですが、これぐらい熱い気持ちが持てる場所で働こうと思いました。

この時の経験はこちらのインタビュー記事「インド・バンガロールの若手ビジネスマンから学んだ「ノリをつくる文化」の大切さ」でも話しているので、ご覧ください。

スリランカでアーユルヴェーダ

これまで海外でやってよかったことで外せないのは、スリランカでアーユルヴェーダを受けたこと。おそらく人に話すことも多く、聞かれた時は必ずおすすめしている気がします(笑)。

「世界最古の予防医学」と言われるアーユルヴェーダですが、自分自身の身体の状態を把握し、健康な状態へと戻します。

普段僕らが受けているものは、すでに起きてしまった不調や病気に対しての治療ですが、アーユルヴェーダはそれらが起きる前に予防しようという考えのもと、体内の毒素の排出から食事改善に始まり、本来あるべき身体の姿へと導きます。

施術を行う中で体内が脳内がスッキリしていくので、結果人よっては様々な感覚になる方もいるので、よく見聞きするスピリチュアルな話はここから来ています。

僕自身も確かに脳内がスッキリして、異様に集中力が高まったのと、帰りの空港で口にしたコーヒーの味の感覚が隅々まで味わえ、コーヒーってこんな味がするものだったんだと感動したことを覚えています。

期間も費用もそれなりに要しますが、人生で一度は体験していいものだと思うので、興味ある方はぜひ行ってみてください。詳しくはこちらの記事「スリランカのアーユルヴェーダを10泊体験して変わったこと【施設の探し方・費用・適切な期間等】」にも書いているので、ご覧ください。

クラウドファンディングで雑誌を創刊

インドから帰国後、東京にしばらく滞在していたのですが、「地域と暮らし」にまつわる創作を展開するチーム「hyphen,」を始めることになります。

具体的には青森県の十和田市や北海道の下川町、そして沖縄県の国頭村など、それぞれ約1ヶ月ほど滞在し、SNSを通して地域の暮らしぶりを発信していました。

現地の方との交流を通して、最終的にお世話になった方たちをお招きして、自分たちで送別会&報告会を開いたり、東京では訪れた地域を紹介する写真展&晩ごはん会なども開催しました。

集大成としてクラウドファンディングを利用して、雑誌を創刊したのですが、Webを通しての活動が主流な中で、しっかりと形になる媒体を制作することができて、とても良かったなあと思いました。

それぞれのプロフェッショナルとひとつのものを制作したり、クラウドファンディングの支援金額を達成したり、イベントを開催したり、たくさんの方にご協力いただいてできた経験は忘れられません。

台湾移住

コロナの影響で、もう少しで出国できなくなっていたギリギリのタイミングでやってきた台湾。これまで自分が移住を考えられるいろんな国に下見に行ってきたわけですが(候補としてはタイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドがあった)、最終的には台湾に移住することになりました。

これは直感と縁みたいなところがあるんですが、大学から中華圏での生活も考えるようになり、台湾を一周したこともあったので、長期間暮らすイメージができたんですよね。初めて訪れた時に、出会った人たちが得してくれて、実際ここで暮らしたいなあと思えたんです。

そして台湾で働きたい会社が見つかり、このチャンスが逃してはいけないと思い、今も台湾にいるわけですが、台湾移住しないと出会えなかった人たちがたくさんいるので、良かったなと思います。

もしコロナ前、台湾移住を選択しなければ、それはそれでタイミングを見てどこか別の国に行っていたと思うので、大きなターニングポイントだったと思います。

最後に

パッと思いついたことを、時系列順にまとめてみました。

そのほとんどが海外に関わることなので、非常に偏りがありますね(笑)。もちろんこの他にもやってよかったことはたくさんあるんですが、今の自分を形成する上で特にやってよかったことを選んでいます。

これからも人生でやってよかったことは増えていくと思うので、随時更新していけたらと思います。「これまでの人生で訪れたよかった場所」もあるので、ぜひ見てみてください。

それではまた!