Lightroomで1枚の写真に複数の現像を設定する方法【便利なレタッチ方法も解説】

Lightroomで1枚の写真に複数の現像を設定する方法【便利なレタッチ方法も解説】

2018年9月13日

どうも、佐田真人(@mst727)です。

写真撮影の仕事をしていると、同じ写真で複数の異なるレタッチパターンを、求められることがあります。

その際にLightroom内で、同じ写真を現像して書き出して、また現像の設定を戻して書き出して、の繰り返しだと効率的ではありません。

そこで今回は、Lightroom初心者の方向けに、どうすれば同じ写真で複数の異なる現像の設定ができるのか、その方法をご紹介したいと思います。すぐできます。

することはひとつ、仮想コピーを選択するだけ

方法はものすごく簡単。現像したい写真のメニューで、「仮想コピー」を選択するだけ。ショートカットは「command+Y」です。(Macの場合)。

すると、同じ写真で現像設定を引き継いだ仮想コピーが、ライブラリモジュールに生成されます。サムネイル左下の、ページめくりアイコンが、仮想コピーの目印。

必要なレタッチパターンの数だけ、仮想コピーすれば複数枚対応可能なので、それぞれレタッチを行っていきましょう。

もちろん、それぞれ書き出しも可能なので、安心です。

 

◎仮想コピーのおすすめポイント

  • 仮想コピーもライブラリに表示されるので写真管理が楽
  • 容量をほとんど消費せず写真の現像が可能
  • 複数の仮想コピー書き出しもOK

複数の現像に便利!2枚の画像を比較しながら、レタッチを行う方法

仮想コピーでも同じように写真の現像が可能なのですが、同じ写真なだけに、2枚比較してじっくりレタッチを行いたい場合もあると思います。

そのときに便利なのが、2枚の写真を横並びにチェックし、現像を行う方法。

ライブラリモジュールで、対象の写真二枚を選び、ショートカットキー「C」を選択。するとライブラリモジュールが横並びに切り替わります。

じっくり比較しながらのレタッチに便利なので、ぜひ活用してみてください。

複数の異なるレタッチの写真を相手に送るまで

実際にひとつの写真を現像し、複数レタッチしてから、送るまでの流れはこんな感じ。

  1. RAWファイルからレタッチする写真を選択
  2. JPEGに書き出し、仮想コピーを生成
  3. それぞれの仮想コピーを現像
  4. デスクトップに「現像した仮想コピー」を書き出し
  5. 書き出したデータを、送り先に最適な形でフォルダ分け

同じ写真を複数のレタッチで書き出してみると、ここにもLightroomのありがたさを感じます。ファイル名の後に「-1」と番号が振られるので、どの写真の仮想コピーか一目瞭然でわかるのです。

あとはその写真をいくつかのフォルダに分けましょう。フォルダ分けは、こんな感じで行うことが多いです。

例①:同じ写真で複数の異なるレタッチを見比べたい場合

・写真_1
┗レタッチ_1
┗レタッチ_2

 

・写真_2
┗レタッチ_1
┗レタッチ_2

例②:同じレタッチで複数の写真を見比べたい場合

・レタッチ_1
┗写真_1
┗写真_2

 

・レタッチ_2
┗写真_1
┗写真_2

あとはそれぞれのレタッチの意図を書いて、本格的な編集に入る前にお送りします。ここでOKが出たら、他の写真もレタッチしていきます。

もちろん仮想コピーであっても、現像履歴は残っているので、他の写真に適応するときも安心。なお、送るときは「ギガファイル便」か、「Google Drive」を利用することが多いです。

最後に

すこし前から、Lightroomの勉強も兼ねて、自分がつまづいたところを中心に、記事を書いています。

ツールのわからないことって、解決方法がわかれば「こんな簡単だったのか!」って思うことが多いんですが、わからなければずっとわからないものでもあります。

Lightroomをずっと利用している方には、「そんなん知ってるわ」という内容かもしれません。それでもLightroomに悩む方にとって、すこしでも何かしらの参考になれば嬉しいです。

今回のように解決策だけでなく、なにかプラスα情報も追加していければと思うので、よろしくお願いします。

今日はこれにておしまい。
それではまた!