思考の流れを取り戻すために、もう一度書く
今日からまた、定期的に文章を書いて発信していきたい。制作発信の源は、日々の思考から生まれるが、思考の跡を書き残さなかったことで、制作発信の循環の流れが澱んだように思う。だから、また書くことから始めたい。
AIの影響も大きい。AIは日々の仕事に欠かせない存在。一方で、AIとの距離感を同時に考えることも少しずつ増えた。例えば、文章を書くときはまずAIを使わずに書いているが、やっぱりまだ自分で考えて書くことを、手放しちゃいけないよなあと思ったのだ。
もともと学生の頃にブログと出合い、働き始めてからは、SEOを狙った記事やインタビュー記事、エッセイを書くようになった。今は写真や動画も撮るようになったけど、自己表現の源は書くことだったんだと改めて再認識、結果書くことに戻ってきた。
加えて、少し前からSNSをほとんど見なくなり、発信することもなくなった。フォロワー数があまり意味を成さなくなって久しいが、今はSNS単体で何かを発信するより、自分と興味関心、価値観が近しい人に発信できるこの場所を、ゆっくりと育てていけたらと思う。
書き続けることの難しさと、思考を支えるツールと環境
ここで不安になるのが、続くかどうか。これまで何度挫折したか分からないぐらい、書き続けることは難しい。まとまった文章を書くのも大変なのに、続けるとなると一気に難易度は上がる。
ただ、学生の頃から文章を書いて、写真を撮ることはずっと続けてきたので、発信がまばらになっても、それだけはこれからも辞めない自信がある。
また、これまでずっと続けてこれたのは、これまで自分の文章や写真を褒めてくれたり、感想をくれた人の存在があるからだ。純粋に自分の制作したものが、誰かに届いたという実感があるから、もっと届けたいと思った。そんな優しい繋がりを少しずつ拡げていきたい。
もし文章を書きたいと思う人がいたら、まずは本から文章の考え方や書き方を学び、自分が良いと思う文章を読み、量を書くに尽きると思う。
だいぶ前に読んだものだけど、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」や「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」は、これから文章を書く人に向けた良書だと思うので、ぜひ読んでほしい。
書くことをどう続けるかの答えはまだ出ていない。一つあるとすれば、自分は形から入るタイプなので、まず書くシステムを確立させることにした。日常的に使っているツールは、iOSメモ、Obsidian、Notionの3つと、ペンとノート。
基本的なフローとして、どこでも使えるiPhoneのiOSメモに音声入力するなどして、断片的な文章をアウトプットすることから始まる。そして、その文章をObsidianに移し、執筆していく。書く内容にもよるが、煮詰まったりしたら、一度紙に書き出してみることもある。
Obsidianはアウトラインと文字数カウンタが表示され、シンプルなエディターとして、非常に優れており、ロジックツリーも作成できるので、頭の整理にも役立つ。カスタマイズによる汎用性が高く、いろんなツールを行き来せずに済むのも良い。
Notionは、書いた文章をデータベースで管理する目的で使用している。執筆のシステムはまだ構築途中なので、しっかりと確立したら別途書けたらと思う。
最後に
実は、12月に日本の大学で「書くこと」に関する講義をさせていただくことが決まった。書くことを生業としているわけではない自分で良いのかと思いつつも、これまで培ってきた知識経験はあるので、受けて良かったと思ってもらえる内容にしたい。
これからより変化の激しい世界になっていくが、まずは発信することで、自分の現在地点をここに記しておこうと思う。そして、このニュースレターを起点に、BlogやYouTubeの発信も、良い感じに続けられるような仕組みを構築していきたい。
