どうも、サタマサト(@mst727)です。
- 海外旅行保険はどんなときに必要か知りたい
- おすすめの海外旅行保険を知りたい
そんなお悩みを解決する記事です。
海外旅行でいちばんわかりにくいことといえば、海外旅行保険だという方もいると思います。なんだかわからないからスルーしている方は、意外と多いのかもしれません。
ただ、日本とは状況が異なる海外だからこそ、海外旅行保険を理解し、適切な海外旅行保険に入って安全に旅をしてほしいと思っています。
今回は、海外旅行保険の必要性や、旅のスタイルに応じた海外旅行保険の選び方、おすすめの海外旅行保険付きのクレジットカードをご紹介します。
海外旅行保険は本当に必要?おすすめする理由
そもそも海外旅行保険は、海外旅行中に起こり得るトラブル(盗難・病気・ケガ)が起きたとき、金銭的に補償してくれるもの。
トラブルは必ずしも起きるものではないので、そこにお金をかける必要性があるかどうかというのが、いちばんの悩みポイントだと思います。
ただ、海外旅行保険自体は、短期間であっても必要だと考えます。主に下記の3つの理由からそう感じます。
- 日本よりもトラブルに遭遇する率が高い
- 治療費が日本よりも圧倒的に高い
- 海外旅行保険なしではサポートが得られにくい
1. 日本よりもトラブルに遭遇する率が高い
まず、日本よりも圧倒的にトラブルの遭遇率が高まります。海外の方が日本よりも治安が悪く、窃盗などが多い地域があるのはご存知だと思います。
実際「盗難にあった」という話もよく聞くので、最新の注意を払いつつも、万が一何かしらのトラブルに遭遇したときに、金銭的な補償を受けれる状況がいいでしょう。
2. 治療費が日本よりも圧倒的に高い国がある
これはよく言われることですが、海外は医療費用が高い国があります。海外旅行保険の補償なしでは、補えきれない金額の場合もあります。
そして海外だとトラブルの遭遇率が高いと書きましたが、同様に病気や交通事故にあうケースも高まります。海外だとどれも身近に起きることなんですよね。
とくに発展途上国は、食べ物の衛生面が行き届いてないところもあり、腸の不調で病院に行く方を見かけることもあります。交通ルールに関してもあってないようなものなので、日本の常識はいったん忘れましょう。
3. 海外旅行保険なしではサポートが得られにくい
「万が一」に備えるものが保険ですが、上記のようにその万が一に遭遇するケースが、海外だと圧倒的に高まります。
そしてそのときもし海外旅行保険に入っていれば、受けれたはずの補償内容が受けれないというのは避けたいですよね。
そんなことから、短期間の滞在であっても海外旅行保険に入ることをおすすめします。それでは海外旅行保険にはどんなタイプがあるのか見ていきましょう。
スポンサーリンク
必要な海外旅行保険は旅のスタイルによって異なる
海外旅行保険には大きくふたつに分類できます。
- 単体の海外旅行保険
- クレジットカードに付帯する海外旅行保険
単体の海外旅行保険は、保険会社などが運営する海外旅行保険です。クレジットカードの海外旅行保険は、カード会社が発行するものに、海外旅行保険の機能が備わっているもの。
海外旅行保険を適応させるには、海外に行けば自動で適用される「自動付帯」のものもあれば、海外へ行くまでの交通機関の決済をカードで行えば適用される「利用付帯」のものもあります。
このどちらかを選ぶかは、旅のスタイルによって異なります。まずは簡単にふたつの違いを説明しますね。
単体の海外旅行保険と海外旅行保険付きカードの違い
- 保険補償期間
- 保険適用にかかる費用
- 医療費の支払い方法
- 疾病死亡の補償の有無
主な違いは上記の4つですかね。そのなかでも「補償期間」と「かかる費用」が、どちらを選ぶかのポイントになります。
総合的に見て、単体の海外保険の方が金額は高いですが、補償内容がとても充実しており、柔軟に補償内容を組み合わせることができます。
一方でクレジットカードの場合、金額は比較的安いですが、補償内容の充実度や柔軟性は、単体の海外旅行保険よりも損なわれる点は、大前提として頭に入れておきましょう。
保険補償期間
まずクレジットカードの付帯保険の補償期間は90日間(3ヶ月)が基本です。90日以降の滞在は補償が効きません。一方単体の海外旅行保険は、補償期間を設定でき、それに応じて金額も変わってきます。
例外的に、カードのなかには、海外へ行ってから現地で公共交通機関をカード払いをすると、その時点から保険が有効になるものもあるので、後述します。
保険適用にかかる費用
保険費用としてかかる費用は、カードの場合無料、もしくは年会費のみです。一方で、単体の海外旅行保険の場合は、期間や補償内容によって、数万円〜数十万円はかかります。
クレジットカードで補償内容が不安なところは、単体の海外旅行保険でカバーしたりと、ふたつを組み合わせて利用することも可能です。
医療費の支払い方法
カードの付帯保険は、基本的に帰国後に保険金を請求するので、海外にいる間は、自分で立替払いをする必要があります。高額であればあるほど、負担は大きくなります。
一方単体の海外旅行保険は、保険金がすぐにおりるので、立替払いすることなく治療を受けれます。医療費の場合は、100万円単位になることもあります。
疾病死亡の補償の有無
病気で死亡した場合の補償内容が、カード付帯の保険には含まれていません。単体の海外旅行保険ではあるので、補償内容の網羅性が異なってきます。
ちなみに補償内容のほか、各補償の上限金額も、単体の海外旅行保険の方が上限額は大きいです。カードにも補償金額が合算できる項目があるので後述しますね。
単体の海外旅行保険に向いている人
・金銭的なハードルがなく、安全面を重視したい方
・留学などの長期期間の滞在で、定期的な帰国も考えていない方
・家族づれで海外へ行く方
・医療費が高い国に行かれる方
ふたつの違いを照らし合わせてみて考えると、単体の海外旅行保険に向いてる人はこんな人ですかね。金額が高いぶん、補償金額と内容が充実しているので、様々なケースで活躍します。
留学などで長期滞在される方や家族連れで行かれる方、またクレジットカードの補償金額で補いきれない医療費の高い国に行く方はおすすめです。
僕は一時帰国を含まず、3ヶ月以上海外滞在するとき、単体の海外旅行保険に加入していました。
海外旅行保険付きのクレジットカードが向いてる人
・短期滞在で行かれる方(90日以内の滞在の方)
・できる限りお金を節約したい方
・医療費が比較的に安い国へ行かれる方
クレジットカードは金額が安い分、補償期間や金額、内容が限られていますが、うまく使いこなせば海外旅行保険はクレジットカードの複数枚待ちで補えます。
もちろん上述したように、医療費の高い国は単体の海外旅行保険をおすすめしたいんですが、それ以外の国だとカードで補えるんですよね。
僕は3ヶ月以内の海外滞在がほとんどなので、カードで補うことが多いです。ではなぜカードで補えるのか。それはカードにいくつか特性があるんです。
保証期間を延長できるクレジットカードがある
クレジットカードの中には、海外へ行ってから現地で公共交通機関をカード払いをすると、その時点から保険が有効になるものがあります。「リクルートカード」がそれに当たります。
たとえば、海外滞在期間が80日を切ったタイミングで、リクルートカードで交通費を決済すると、決済した日から90日間保険が適応されます。
複数枚持つことで合算できる補償項目がある
海外旅行保険付きのカードは複数枚持ちが基本です。その理由はリスク分散もあるんですが、補償金額に合算できるものがあるからなんですね。
医療費が高い国を除けば、クレジットカードでカバーできる国が多くなるので、カードの複数枚持ちは基本です。ちなみに合算できるものとできないものがあるので、そこだけ注意。
たとえば、「傷害死亡・後遺障害」の保険金額は合算されず、それ以外の「治療費用・賠償責任・携行品損害」などの保険金額は合算されます。
スポンサーリンク
おすすめの海外旅行保険付きクレジットカード
カード名 | 年会費 | 付帯保険 | ブランド | ポイント |
三井住友VISAクラシックカードA | 1,500円+税(インターネット入会で初年度年会費無料) | 自動付帯 | VISA | 初年度年会費無料 |
楽天カード |
無料 | 利用付帯 | MasterCard | 年会費無料・ポイント還元率がいい |
エポスカード | 無料 | 自動付帯 | VISA | 年会費無料・疾病治療費用が充実 |
ライフカード | 1,250円+税(初年度年会費無料) | 自動付帯 | VISA・MasterCard・JCBのいずれか | 初年度年会費無料 |
リクルートカード | 無料 | 利用付帯 | VISA・MasterCard・JCBのいずれか | 年会費無料・3ヶ月以上の旅行でも使える |
海外旅行保険付きのクレジットカードのおすすめなんですが、基本的には複数枚持ちが基本なので、上記の厳選した5枚がおすすめです。
年会費が無料のものも多いので、全部つくっておいてもいいと思います。各カードの詳細は「海外旅行におすすめのクレジットカード厳選5枚【保険の組み合わせが重要】」をご覧ください。
ここでは海外旅行保険付きのクレジットカードを選ぶ際に、押さえておきたいポイントを紹介します。
海外旅行のクレジットカードの選び方
クレジットカードの選び方は、そこまでシビアになる必要はありません。特典やサポートなどいろいろあるんですが、いちばん重視するポイントはふたつ。
- 海外旅行保険が負担してくれる補償金額
- 自動付帯保険か利用付帯保険のどちらか
海外旅行保険は海外において必須。とくに使う確率の高い「傷害・疾病治療費」が重要です。アジア周辺の旅行なら、最低でも300万〜は必要です。
カード単体だと海外旅行保険の補償金額が心許無くても、複数枚組み合わせることで、保険の内容をより充実させることができます。
海外旅行保険には「自動付帯保険」と「利用付帯保険」がある
- 自動付帯(海外旅行中に持っていくと自動で適応される保険)
- 利用付帯(公共交通機関の料金などをカードで決済することで適応される保険)
「自動付帯」は海外に持っていくだけで、海外旅行保険が適応されます。
一方「利用付帯」は、ツアー代金や公共交通機関の料金(海外航空券・空港までのバス・電車・タクシー)の支払いをカードで支払うことで、海外旅行保険が適応されます。
利用付帯の適応条件は、カードによって異なるので、事前に調べましょう。
自動付帯と利用付帯だと、自動付帯の方が使い勝手はいいですが、利用付帯のカードと組み合わせることで、海外旅行保険の補償金額をより充実させることができます。
海外旅行保険は合算できるものとできないものがある
クレジットカードを複数枚持っているからといって、すべての保険内容に、補償金額を合算できるわけではありません。
たとえば、「傷害死亡・後遺障害」の保険金額は合算されず、それ以外の「治療費用・賠償責任・携行品損害」などの保険金額は合算されます。
詳しくは、日本損害保険協会のWebサイトに公開されているこちらの記事を、ご覧ください。
最後に
最後に、海外旅行保険は若干とっつきづらいイメージがあるゆえに、保険なしで海外に行かれる方も多いですが、自分の安全を守るものであり、人に迷惑をかけないものでもあります。
海外旅行保険を理解し、自分に合った海外旅行保険を利用しましょう。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。海外旅行保険を検討されている方の、何かしらの参考になれば嬉しいです。
今日はこれにておしまい。
それではまた。