「カバンの中身」には、その人の“らしさ”が詰まっている。厳選されたものが入った空間から、その人自身のひととなりが知ることができます。
モノというフィルターを通して、その人の美意識が伝わってくるからこそ、その価値観に触れたとき、モノを入口として繋がれる関係性があってもいいなと、思うようになりました。
ということで、今回は「TOKIORI的カバンの中身」と題して、2019年上半期のカバンの中身をご紹介しようと思います。
TOKIORI的カバンの中身【2019年版】

今回のカバンの中身は、いつでもノマドワークできるようにしている持ち物たちです。改めて並べてみると、意外と多かったですね。なので、5つのカテゴリにまとめました。
- Everyday Carry(毎日持ち歩いているもの)
- Nomad Work(仕事に必要なもの)
- Shooting(撮影に必要なもの)
- Everyday Items(日用品の細々としたもの)
- Others(単体でカバンに収納しているもの)
長期間海外に滞在していたこともあり、そのときのカバンの中身が、ずっと継続されている感じが否めません。基本的にこの装備があれば、どこでも生きていけます。
Everyday Carry(毎日持ち歩いているもの)

毎日持ち歩いているものは、その時々で変わりますが、必要最低限のスマホと財布、メガネだけは必ず身につけています。
OLIVER PEOPLES「WHITFORD AG」

僕は目がかなり悪いので、欠かさずメガネを持ち歩いています。メガネはかけてしっくりきた、OLIVER PEOPLESのもの。とにかく軽く手入れが楽なのが嬉しい。
めちゃくちゃお気に入りで、かれこれ3年以上かけてます。それ以来OLIVER PEOPLESが好きになりました。もう1本サングラスになる、クリップオンタイプのものも持っています。
CASIO「G-SHOCK DW-5600BB-1JF」

シンプルで黒一色のG-SHOCKが好きで購入したもの。スタンダードなものと比べると、要素が少なくスッキリしたデザインです。
腕時計にG-SHOCKを選ぶ理由は、堅牢かつ防水で気兼ねなく使えるから。さっと水洗いできるのも嬉しいポイント。
Apple「iPhone X」

海外に行くことが多くなったので、SIMフリーのiPhone Xを使っています。iPhone 7Plusからの買い替えだったんですが、画面サイズが同じで本体がコンパクトだったのが購入の決め手。
優秀なアプリのおかげで、PC並みの写真編集が行えるようになったので、スマホはサブのPCみたいなものですね。ちなみにケースなしで愛用しています。
Apple「AirPods」

イヤホンとしての性能はもちろんですが、マイクもついているので、外出先でのオンラインMTGに重宝しています。iPhoneとの接続も早いので、煩わしさがありません。
もうすこしバッテリーの持ちが良くなれば、言うことなし。いずれにしてもこのサイズ感はお気に入りです。
アブラサス「小さい財布」

5年以上使っているアブラサスの小さい財布。レザーなので経年変化も楽しめ、購入当初と比べ随分と焼けました。小さくても収納力抜群で、使い勝手がとてもいいんです。
キャッシュレス時代と言いつつも、まだまだ現金を使う機会が多いので、小銭がたくさん入るのが嬉しい。当分はまだ使い続けれたらいいなあと思っています。
▶︎アブラサス「小さい財布」レビュー。ブッテーロの手触りと確かな機能性
GoPro HERO7

ジンバルなしでも滑らかな映像が撮れるようになったGoPro HERO7。レンズキャップをつけてポケットに入れて持ち歩くことが多いです。
アウトドアや移動中の使用がメインですが、広角で撮影できることから、屋内の写真撮影に使用することも増えてきました。
Vaseline リップ オリジナル

冬とても乾燥するので、リップとして購入しましたが、なにかと使える万能薬。
Nomad Work(仕事に必要なもの)
ARC’TERYX VEILANCE「Nomin Pack」

カバンは大きくふたつ使い分けています。カメラの撮影機材を持ち歩くときと持ち歩かないとき。持ち歩くときはアークテリクスヴェイランスの「Nomin Pack」を使っています。
カバン自体が1kgをきる圧倒的な軽さかつ防水なので、カメラやガジェットを安心して持ち歩けるんです。それに肩の負担が軽減されるのも良きポイント。
Clipa(クリッパ)

地面にカバンを置きたくないときに、椅子やテーブルにかけておけるクリップハンガー。耐荷重が15kgもあるので、相当重いバックパックでも問題なく使えます。
こういった類のものはデザインがイマイチなんですが、クリッパは持ち歩きたくなるシンプルなデザインも良し。いつもバックパックにかけて持ち歩いています。
Apple「MacBook」

MacBook 12inchのフルスペックモデル。ブログの執筆だけでなく、写真の現像や動画の編集用途としても、頑張ってくれています。
もう2年以上使っているんですが、このサイズと軽さがすばらしい。まだまだ現役で活躍してほしい仕事道具です。「国立商店のレザースリーブ」に入れて持ち歩いています。
▶︎国立商店「職人が作るレザースリーブ MacBook(12インチ)用」
Majextand「人間工学に基づく世界最薄スタンド」

友人が運営するブログ「monograph」で知り、秒速で購入した極薄PCスタンド。これを使うことで、キーボードが格段に打ちやすくなりました。
極薄なのでレザースリーブにもしっかり収まるので問題なし。もうこれなしではPC作業できません。いちど貼り付けると取り外すのが困難なので、そこだけご注意を。
mont-bell「ライトペーパーポーチ M」

軽くて丈夫かつ収納力も申し分ないモンベルのポーチ。ガジェットの周辺機器を入れて持ち歩いています。
SATECHI V2 マルチ USB ハブ Type-C

MacBookはUSB-Cのみしか対応していないので、USBやSDカードを繋ぐために、SATECHIのUSBハブを使っています。デザインがスタイリッシュだったのが購入の決め手。
Newmowa「NP-W126対応 USB充電器」と「NP-W126 互換バッテリー」

FUJIFILM純正の充電器だと1個ずつしか充電できないため、一度にふたつ充電できるサードパーティの充電器とバッテリーを使っています。
充電ケーブル各種

iPhoneやMacBook、ガジェット周辺機器の各種ケーブル。
Anker PowerCore Fusion 5000

5000mAhと容量はあまり多くありませんが、コンセント一体型でUSBケーブルを2本差せる点が、とても使い勝手がいいAnkerのバッテリー。
iPhoneやGoProなどを気軽に充電しながら、本体も気軽に充電できるので、5000mAhでもあまり困ったことがありません。
百均ポーチ

HDDがちょうどいい感じに収まるポーチ。クッション性がちょうどよかった、百均のものを購入しました。
G-Technology「G-DRIVE mobile USB 3.0 v3 2000GB」

HDDはできる限りコンパクトなものがよかったので、G-DRIVEの2TBを使用しています。2TBでこのサイズ感は嬉しいですよね。もうちょっと金銭的に余裕が出れば、SDDの買い替えも検討中。
SanDisk Extreme PRO 64GBとUSB

SDカードは64GBのものを4枚持ち歩いています。SDカードは容量の大きいものをひとつ持つのではなく、64GB以上のものを複数枚持つのがおすすめ。
あとは必須ではないけど稀に必要になるUSB。クライアント様との打合せ時に使うことが何回かあったので、念のため持ち歩いています。
SATECHI マルチ USB ハブ Type-C Macbook 12インチ用

さっきのSATECHIをよりコンパクトにしたUSBハブ。変換アダプターがないと本当に困るので、ひとつが使えなくなったとき用に、もうひとつも常備しています。
Apple Lightning SDカードカメラリーダー

撮影した画像や動画のSDカードデータを、スマホに転送するときに使用するもの。スマホで編集してSNSに上げたいときに使用しています。
Shooting(撮影に必要なもの)
FUJIFILM X-Pro2

メインで使用しているFUJIFILMのミラーレス一眼カメラ。このカメラで撮りたいと思わせてくれるデザインと、持ち歩きに便利なサイズ感は言うことなし。
どんなにいいカメラを持っていても、撮りたい瞬間にカメラがないと意味がないので、撮りたいという気持ちにさせてくれるカメラを選ぶようにしています。
▶︎FUJIFILM X-Pro2 2年使用レビュー。その魅力と素晴らしさを2年越しに語る【作例あり】
FUJIFILM XF35mm F1.4 R

X-Pro2の常備レンズとしてつけているのは、単焦点レンズの「XF35mmF1.4」。35mm換算で52mm相当の標準域のレンズです。
ポートレートから風景、テーブルフォトまで、寄ったり引いたりすれば、どんなシーンでも対応できるのが便利。ボケ感と描写力が群を抜いていいレンズです。
▶︎FUJIFILM XF35mm F1.4 R 1年使用レビュー。最初の単焦点レンズはこれで決まり【作例あり】
COTTAのストラップ

X-Pro2に合うレザーのストラップが欲しいなあと思っていたところ、二子玉の蔦屋書店で見つけたCOTTAというブランドのトラップ。X-Pro2の雰囲気にも合い、とっても気に入っています。
百均ポーチ

カメラの予備レンズやアクセサリーを収納している百均のポーチ。
FUJIFILM XF23mm F2 R WR

「XF23mm F2」は、サブのレンズとして持ち歩くことが多い単焦点レンズです。35mm換算で35mm相当の広角域のレンズです。
オートフォーカスが早いので、あまり構図を定めず、スナップ的に使うことが多いです。防滴なので雨の日に使えるのも便利ですね。
▶︎FUJIFILM XF23mm F2 R WR 1年使用レビュー。小さく軽く、テンポよく撮れる単焦点レンズ【作例あり】
mont-bell「レンズポーチ M」

FUJIFILMの単焦点レンズをちょうど収納できるmont-bellのレンズポーチ。
Kenko「パワーブロワー」とHAKUBA「レンズペン」

カメラやレンズのケアに必須の清掃道具。屋外での撮影は砂埃が多いので、定期的に埃をブロワーで落とし、レンズやファインダーの汚れはクリーナーで落とします。
SHURE「MOTIV MV88A iOS」

iPhoneのマイクでも性能はいいんですが、臨場感が必要な場合はマイクがあると便利です。使っているのはSHUREのマイク。インタビューの収録などで使用することが多いです。
Everyday Items(日用品の細々としたもの)
VICTIM × MASTER-PIECE「SUEDE POUCH」

学生の頃に店員さんと仲良くなったのをきっかけに、社会人になってからも関西に帰るついでによく寄った「MSPC PRODUCT 京都店」。そのどこかのタイミングで見つけて購入したもの。
スウェード生地のポーチが好きでいくつか持っているんですが、このポーチは型崩れせず仕切りもあるので、カードや細々したものを入れるのに使っています。
DIFFUSER「GLASS HOLDER」

Diffuserというメガネアクセサリーを販売しているブランドのもの。サングラスにも度を入れてるんですが、いつでも付け替えれるように、このネックレスにサングラスをかけています。
2年以上使用しているんですが、首まわりのレザー部分が流石にへたってきたので、次回はレザーじゃないものに買い換えようかと思います。
LAMY(ラミー)4色ボールペン油性

機内で入国カードを書くときや、勉強しているとき、そしてアイデアを紙にまとめたいとき、どうしてもペンが必要になってきます。僕が愛用しているのは、「ラミーの名作4色ボールペン」。
流行り廃りのないシンプルなデザインに程よい長さ。音を立てることなく目当てのカラーに変えれる点もたまりません。これからも使い続けたい一品です。
ロンド工房「CARDRIDGE AIR(カードリッジ エア)」

会社員時代、メインの名刺ケースを忘れたときに使っていた、紙製の薄型名刺ケース。名刺が5枚ほど入り、紙製といってもかなり丈夫です。
いつもカバンのポーチの中に忍ばせていたら、いつの間にかメインのケースになっていました。普段は名刺5枚とカード1枚を収納しています。
ちなみにこの商品は、友人が運営するブログ、「Archi.etc」で知り購入。素晴らしい持ち物のまとめ記事なので、ご興味のある方はぜひ見てみてください。
TRAVEL TOOTHBRUSH MISOKA for TO&FRO

中川政七商店で購入したトラベル用の歯ブラシ。歯ブラシには持ち運びに困ることが多いんですが、これはコンパクトで使い勝手がとてもいい。
しかも特殊なナノコートでコーティングされた歯ブラシのため、歯磨き粉いらずで歯を磨くことができます。デザインもよくて常備しています。
無印良品「歯磨きシート」

無印良品のシートシリーズのひとつ「歯磨きシート」。指にシートを巻きつけて、歯をの表面を拭き取ります。
使う場所を選ばないので、外出先での食後やフライトの合間に使えるのが便利。ちなみに同シリーズの虫除けシートや、日焼け止めシートもおすすめです。
Aesop「マラケッシュ インテンスパルファム」

香りのするものが好きなんですが、コンパクトで持ち運びのしやすい、イソップの香水を持ち歩いています。常につけるというよりは、気分転換したいときにつけることが多いです。
Hender Scheme「pocket S」

エンダースキーマのスウェードポーチ。SサイズとMサイズのふたつ持っているんですが、こちらはSサイズ。ここには目薬やリップ、フリスクなど、毎日使う細々したものを入れています。
OTHERS(単体でカバンに収納しているもの)
GoPro Shorty

GoProの三脚付きミニ延長ポール。セルカ棒はもちろん、三脚にもなり、最大22.7cmまで伸びる優れもの。どんなアングルからでも撮影できるのがとても便利です。
Ray-Ban WAYFARER「RB 2140-F」

度付きでレンズを入れているレイバンの定番モデル「WAYFARER」。若干のチープ感は否めませんが、手入れがしやすく、扱いやすいのがとても気に入っています。
mont-bell「ロングテイル トレッキングアンブレラ」

本体重量145g、全長29cmとかなりコンパクトで軽いのに、広げたときの長さが92cmと使いやすいのが、いまも使っている理由です。。
大雨や強風にも耐えれる強度と、サッとひと振りすれば雨粒が落ちる「撥水性」と「速乾性」も備えています。濡れた傘を屋内で持ち歩くことともおさらば。
▶︎mont-bell「ロングテイル トレッキングアンブレラ」
NOTIO ワックス

ベタつかず洗い落としやすいワックスが好きなんですが、NOTIOのワックスは香りが良くて、そのままハンドクリームとしても使えるので、使い勝手がとてもいいです。
ホールド力はあまり期待できまでんが、髪の毛を整えたりするのにはちょうどいい固さなので、旅先ではとても重宝しています。
▶︎長年愛用しているベタつかず洗いやすいおすすめのメンズワックス 3つ【ロン毛にも最適】
ココアシガレット

作業中に口の中が寂しくなることがある。そんなときに役立つのは「ココアシガレット」。ガムやアメでもいいんですが、なによりコスパがいいんです。旅先で見つけたら、まとめ買いしています。
最後に

これまで目まぐるしく持ち物が変わってきたのが、ようやく落ち着いてきたように感じます。同時にそれは、自分の中でしっくりくる持ち物が増えてきたということでもあるのかなと。
ここからは必要に応じてモノをアップグレードしたり、自分のやることが拡がればまたモノが増えていくんだと思います。
カバンの中身は早々に変わりませんが、好きなものへの追求は留まるところを知らないので、これからも引き続き紹介していけたらと思います。
撮影協力:土田凌(@Ryotsuchida)
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