ミラーレス一眼カメラの動画の撮り方【必要な設定と撮影のコツを解説】

ミラーレス一眼カメラの動画の撮り方【必要な設定と撮影のコツを解説】
2019年6月18日

どうも、サタマサト(@mst727)です。

  • 動画撮影時のミラーレスカメラの設定がわからない
  • ミラーレスカメラで動画をうまく撮るコツを知りたい

そんなお悩みを解決する記事です。

▼記事の内容

  • 動画撮影に適したカメラとレンズの性能
  • 動画撮影前に知っておきたいカメラの設定
  • カメラで動画をうまく撮るコツ

YouTubeやVlogが流行りはじめ、本格的に動画撮影を始めようと思う方が増えてきました。ただいざ動画を始めてみると、写真とまったく勝手が違い、分からないことがたくさん。

今回はこれから動画撮影を始めたい方に向けて、押さえておくべきカメラの設定や、動画をうまく撮るコツをお伝えしようと思います。

動画撮影に適したミラーレス一眼カメラとレンズの性能

まず、動画撮影に必要なミラーレス一眼カメラの性能ですが、ざっくり下記のような性能があるといいでしょう。

  • LOG撮影ができる(動画の色味編集をするなら)
  • 4Kで撮影ができる(より高画質で撮りたいなら)
  • 手ぶれ補正搭載(手持ち撮影が多くなるなら)
  • 120fpsで撮影できる(スローモーションを使うなら)
  • バリアングル液晶付き(自撮りをしたい場合)

専門用語は後ほど解説するとして、まずはこの5つの条件を満たすものが、動画撮影に適しているカメラだと言えます。

いま僕が何もカメラを持っていない状態であれば、上記の条件を満たした「SONY α6600」を選びます。

おすすめのカメラの詳細は「VlogやYouTubeにおすすめのカメラ 6つ【使い分け方や必須機能も解説】」にも書いているので、ぜひご覧ください。

レンズは単焦点とズームを使い分ける

レンズ選びの基準は、ボケをつくりやすいかどうか。レンズ選びは大きく「単焦点」か「ズーム」かの2通りです。どちらも一長一短あるので、撮影シーンに応じて使い分けるのがおすすめです。

▼おすすめする単焦点レンズの条件

  • 焦点距離:35mm換算「35mm or 50mm」
  • F値:「1.8 or 2」

焦点距離が固定されているので、画角を頻繁に使い分けて撮影するのには不便ですが、ボケ感や描写力が圧倒的に良いレンズです。サイズもコンパクトで軽いです。

▼おすすめするズームレンズの条件

  • 焦点距離:35mm換算「24mm〜82mm」
  • F値:「F2.8〜4」

ボケ感は単焦点レンズに劣り、サイズも大きく重くなりますが、焦点距離を自在に変えれるので、大抵のシーンはこれ1本でカバーできる便利なレンズです。

カメラとレンズ以外に必要な機材は「VlogやYouTubeにおすすめの機材【最低限必要なものと選ぶポイントを解説」にまとめているので、ご興味がある方はご覧ください。

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動画撮影前に知っておきたいカメラの設定

動画撮影時のカメラの設定は、写真撮影時とは異なります。ここでは動画撮影の設定について、ご紹介します。

  1. シャッタースピードとフレームレートの関係性
  2. FHDか4Kどっちで撮影すべき?
  3. 動画形式はMP4とMOVどっちがいい?
  4. LOG撮影ってなに?
  5. カラーグレーディングってなに?
  6. LUT(ラット)ってなに?

1. シャッタースピードとフレームレートの関係性

動画撮影でよく「30fps・60fps」って言葉を見かけますが、動画撮影前にはまず、シャッタースピードとフレームレートの設定をする必要があります。

シャッタースピードはご存知の方も多いと思うんですが、フレームレートは聞きなれない方もいらっしゃると思います。

フレームレートとは

簡単に説明すると、「1秒間に撮れるコマ数」のことをいいます。動画は静止画をパラパラ漫画のように連続させて見せているもの

30fpsや60fpsは、1秒間にそのコマ数が30枚あるのか、60枚あるのかということなんですね。コマ数が多ければ多いほど、滑らかな映像が撮影できます

▼コマ数が多いほどどうなるか

  • データの容量が大きくなる
  • スローモーションが滑らかになる

より滑らかなスローモーションを撮影したい場合は、コマ数を多くすればいいんですね。ちなみにフレームレートが少ない映像でスローモーションを撮ると、カクカクの映像になります

スローモーションの撮影をしたい場合は、まず60fpsか120fpsの設定で撮影するのがおすすめです。フレームレート数による違いはYouTubeなどでチェックしてみてください。

シャッタースピードとフレームレートを合わせる

シャッタースピードは、フレームレートとおなじか倍ぐらいに合わせること。1秒間に60コマ撮るなら、1コマのシャッタースピードは、1秒間に60枚〜120枚撮れるようにします。

  • 30fps→SSは1/30〜1/60
  • 60fps→SSは1/60〜1/120
  • 120fps→SSは1/120〜1/240

ちなみに蛍光灯がある場所で撮影すると、画面がちらつく「フリッカー現象」が起きます。これは西日本で1/50、東日本であれば1/60で揃えることで防げます。

フレームレートは高ければいいってことではない

上記の説明をすると、普通の撮影もできてスローにもできるから、60p〜120p以上に撮影するのがいいんじゃないかと思いますが、フレームレートによって映像の見え方が違うようです。

▼フレームレートが高い場合デジタル感が強く、生っぽい映像になる。動きがくっきりとした感じに。家電量販店のテレビに写っている映像で、妙に生っぽく感じることがあるんですが、あれに近いのかな。

▼フレームレートが低い場合
アナログ感が強く、ノスタルジックな映像になる。映画っぽい感じに。精細さには欠けますが、それが返って印象的な映像になるのかな。
▼フレームレートの参考例

  • 24fps:映画
  • 30fps:テレビ
  • 60fps:ゲーム

フレームレート数でよく比較されるのが、「24fps・30fps・60fps」の3つです。60fps以上はよく、スローモーション映像に用いられていることが多いですね

2. FHDか4Kどっちで撮影すべき?

FHD(フルHD)や4Kは、「解像度」が異なります。解像度が高いほど、細かいところまで綺麗に映りますが、容量も大きくなるので、PCも高スペックなものが必要になります。

▼解像度の種類

  • HD:1280×720
  • FHD:1920×1080
  • 4K:3840×2160
  • 6K:6000×3376
  • 8K:7680×4320

今のところデータサイズ的に扱いやすく、主流なサイズのFHDで撮影するのがいいでしょう。4Kの映像編集に耐えうる環境が構築できれば、徐々に移行するのがいいと思います。

3. 動画形式はMP4とMOVどっちがいい?

動画形式は、動画や音声のファイルを内包するコンテナのことを指します。コンテナごとによって機能が違ったり、利用シーンに合わせて最適化されているようです。

そのなかでも「MP4」と「MOV」は汎用性が高く、扱いやすい動画形式といわれています。

▼MP4とMOVの違い

  • MP4:AppleやWindows、スマホ、家電にも対応している最もメジャーな動画形式。
  • MOV:Appleの標準動画形式。Apple製品と相性はいいが、Windowsとは相性が悪い。Windowで扱う場合は、MP4などに変換が必要。

画質やファイルサイズは、おなじビットレートかつコーデックであれば、ほとんど同じとのことです。なのでこのどちらかを使っていれば間違いないのかなと。

ぼくはとりあえずMP4を使っています。

4. LOG撮影ってなに?

簡単にいえば、動画のRAWデータみたいなもので、一般的な撮影よりも多くの色情報を保持し、映画のような階調豊かな動画を撮影する方法です。

なので編集ソフトを用いて動画の色味を編集する場合は、LOG撮影をした方がいいんですね。LOG撮影はカメラの設定で変更することができ、メーカーによって名前が異なります(SONYはS-Log、FUJIFILMはF-Log、PanasonicはV-Log)。

LOG撮影をすると、彩度やコントラストが低くなり、グレーがかった映像になります。この映像にカラーグレーディングをして、好みの映像に仕上げていきます。

5. カラーグレーディングってなに?

撮影した動画の色味を補正したり、作り込むことをいいます。「カラグレする」という言葉を時折聞きますが、写真でいうフィルターやプリセットを当てて、編集していくイメージです。

カラーグレーディングは編集ソフトを用いて行い、LOG撮影した素材にLUTを当てて、動画の色味をつくっていきます。

6. LUT(ラット)ってなに?

LUTはルックアップテーブルの略で、簡単にいうと、LOG撮影した動画データの光や色の情報を呼び起こすもの。Lightroomでいうプリセットやフィルターのようなイメージです。

好みの映像に仕上げれるLUTは、Lightroomのプリセットと同じように無料で提供されていたり、有料で販売されています。ちなみにLUTファイルの拡張子は「.cube」になります。

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ミラーレス一眼カメラで動画をうまく撮るコツ

何をどう撮るかで、撮影で押さえておくべきポイントは変わってくると思うんですが、今回はだいたいの撮影に共通することを、いくつかお伝えします。

とにかく数を撮る

動画を作るとなると、大まかな流れがあると思います。大まかな流れがあると、だいたい撮影するシーンが想定できるので、ひとつのシーンに対して、とにかく多くカットを撮ることが大切です。

ひとつのシーンで複数のカットを撮るのは意外と難しく、どれも似た画になってしまいがちなので、被写体がいれば足元を撮ってみたり、手元によってみたり、飽きのこないカットを収めることを意識しています。

ジンバルを使って背景を動かす

動画に慣れるという意味では、最初はカメラを固定しての撮影もいいと思いますが、ジンバルを使って自ら動き、滑らかな映像が撮れるだけで、映像の素人っぽさがなくなります。

下から上、左から右、衛星軌道で回るなど、ひとつのシーンでもさまざまなバリエーションを撮ることができるので、ジンバルは映像に欠かせないマストアイテムです。

スローモーションやタイムラプスで映像に緩急をつける

ひとつのシーンで複数のカットを撮影する際、音楽に合わせてスローモーションやタイムラプスなどを用いて、映像に緩急をつけるのも、ひとつの手です。

ひとつのシーンでさまざまなカットがイメージできるようになるために、ビデオグラファーの気になったシーンを真似して撮ってみて、引き出しを増やしていくのがおすすめです。

最後に

ミラーレスカメラで動画を撮影するとなると、最初はわからない言葉や仕組みがたくさん出てきます。今回紹介したことはその基礎的な部分になるので、撮影しながら徐々に覚えていくといいでしょう。

これから動画撮影を始める方の参考になれば、とても嬉しいです。

今日はこれにておしまい。
それではまた。