【一眼動画の始め方】動画撮影に必要な機材とカメラの設定を解説する【準備編】

どうも、サタマサト(@mst727)です。

  • 本格的に動画撮影に必要な機材が知りたい
  • 動画撮影に必要なカメラの設定がわからない

そんなお悩みを解決する記事です。

▼記事の内容

  • 本格的な動画撮影に必要な機材
  • 動画撮影前に知っておきたいカメラの設定

これまで文章と写真を中心に活動してきましたが、動画で表現したいと思う部分も増えてきたため、さっそく撮影知識ゼロから動画制作を始めることにしました。

ただいざ動画を始めてみると、写真とまったく勝手が違い、分からないことがたくさん。

そこで今回はこれから動画撮影を始める方向けに、必要な機材やカメラの設定を、「準備編」と題してお伝えしようと思います。

本格的な動画撮影に必要な機材

この記事で紹介する必要な機材は、すべてあるに越したことはないですが、最初からすべて揃えるのは大変です。なのでまずは、各々の撮影スタイルで必須なものから、揃えていきましょう。

撮影機材は安価なものもありますが、機能面で後悔することも多いので、おすすめの商品のリンクも載せておきます。参考までにご覧ください。

ミラーレス一眼カメラ

ボケ感のある綺麗な動画を撮影したい方は、スマホではなくミラーレスカメラがおすすめ。下記の条件をクリアしているカメラがおすすめです。

バリアングル液晶については、綺麗なセルフィ動画や自分をメインに撮影したい場合は、必要なものになります。

  • LOG撮影ができる
  • 4Kで撮影ができる
  • 手ぶれ補正搭載
  • バリアングル液晶付き

専門用語は後ほど解説するとして、まずはこの4つの条件を満たすものが、動画撮影に適しているカメラだとお考えください。

具体的なおすすめのカメラについては、「VlogやYouTubeにおすすめのカメラ 6つ【使い分け方や必須機能も解説】」をご覧ください。

レンズ

レンズ選びの基準は、ボケをつくりやすいかどうか。レンズ選びは大きく「単焦点」か「ズーム」かの2通りです。どちらも一長一短あるので、撮影シーンに応じて使い分けるのがおすすめです。

▼単焦点レンズの場合

  • 焦点距離:35mm換算「35mm or 50mm」
  • F値:「1.8 or 2」

焦点距離が固定されているので、画角を頻繁に使い分けて撮影するのには不便ですが、ボケ感や描写力が圧倒的に良いレンズです。サイズもコンパクトで軽いです。

▼ズームレンズの場合

  • 焦点距離:35mm換算「標準域〜中有望遠」
  • F値:「F2.8〜4」

ボケ感は単焦点レンズに劣り、サイズも大きく重くなりますが、焦点距離を自在に変えれるので、大抵のシーンはこれ1本でカバーできる便利なレンズです。

サブカメラ(GoProやOsmo Pocketなど)

GoProやOsmo Pocketなどの持ち運びしやすいカメラは、小回りがきくぶん撮影の自由度が上がります。セルフィ動画も撮りやすいので、あるととても便利です。

メインカメラで作り込む動画と、サブカメラで撮影したラフな動画を使い分けることで、メリハリの効いた動画を作成することができますよ。

▶︎VlogやYouTubeにおすすめのカメラ 6つ【使い分け方や必須機能も解説】

バッテリー

動画撮影をすると、バッテリーの消耗が激しいので、必ず予備が必要です。半日以上撮影するなら、最低でも4つはあった方がいいですね。

サードパーティ製のバッテリーもありますが、動画撮影だと顕著に純正との違いが出るので、できる限り純正のバッテリーで揃えるのがおすすめです。

SDカード

SDカードは容量が大きく、書込み速度が早いものがおすすめ。ブランドは「SanDisk」のものであれば間違いないです。下記の条件を満たしているSDカードを買いましょう

  • 容量は最低でも64GB以上
  • UHSスピードクラスは3以上
  • 書込み速度は90MB/秒以上

まずは64GB以上のSDカードを複数枚持つのがおすすめです。SDカードの選び方が書かれていたので、詳しくは「失敗しないSDカードの選び方」をご覧ください。

HDD(or SDD)

動画データは容量が大きいので、HDD(ハードディスクドライブ)は必須です。容量は2TBほしいところ。それでいて衝撃に強いものがいいですね。

ビデオグラファー の方がよく使っているのは、耐衝撃ハードディスクで有名な「LaCie(ラシー)」。僕はもうすこしコンパクトなものがいいので、「G-DRIVE」を使っています。

ただ最近はもっと小さく軽いものにしたいと思い、SDDの導入を考えています。お値段はかなり高くなりますが、その分コンパクトで物理的に壊れにくいのでおすすめ。

NDフィルター

NDフィルターは簡単にいうと、レンズに入ってくる光を抑え、画を暗くするもの。シャッタスピードを遅くすることができるので、日中でも時間の流れを意識した撮影できるんですね。

なぜ動画撮影で必要なのかというと、シャッタスピードを1/30〜1/240ぐらいに固定して撮影するからなんです。そうなると日中は白飛びしてしまうので、NDフィルターで光量を調整するわけですね。

NDのあとに続く4や8などの番号は、「入ってくる光の量を何分の1に減らせるか」を示しています。最初は8や16を試すのがいいですが、お金に余裕があれば可変式がおすすめです。

可変式フィルターは、上記の製品が有名で安心ですが、動画初心者にはなかなかお高め。最初は下記の可変式フィルターから試してみるのがおすすめです。

こちらの可変式フィルターは、比較的リーズナブルで評価も高め。ビデオグラファーの方もおすすめしていたので、安心して使用できるかなと。

複数レンズがあると、そのぶんNDフィルターを買わないといけないのかというと、そうではありません。ステップアップリングがあれば複数レンズがあっても安心です。

マイク

ミラーレスの内蔵マイクもいいので、部屋での撮影だとなくてもいけます。でも、屋外で撮影するとなると、まわりの雑音や風切り音、また声が遠くて聞こえづらいこともあります。

映像と同様音声も動画の良し悪しを左右するものなので、屋外で撮影する際はマイクもつけましょう。

おすすめの製品は、マイクのメーカーでおなじみの「RODE」です。ビデオグラファー で使っている方も多く、比較的リーズナブルなものもあるので、初心者の方には購入しやすいと思います。

ミラーレスカメラに取り付けるマイクでは、コンパクトかつ安価で、風切り音もある程度防げるので、最初のマイクにはおすすめの製品です。

上記の製品と比べるとかなり高くなりますが、ビデオグラファーで使っている方も多いマイク。より臨場感のある音声を録るならこちらもありですね。

三脚

おなじ構図で長時間撮影する場合は、手持ちだときついので、三脚があると便利です。カメラを固定して撮影すると、手ブレが起きないので、安心感のあるプロっぽい映像になります。

ミラーレスカメラ用だと、三脚でも軽いものが多く、持ち運びもしやすくなります。僕は「SIRUI」というメーカのものを使っています。長さが必要ない場合は、ゴリラポッドもいいですね。

ジンバル

前後左右に滑らかにスライドしている映像や、移動しているのに手ブレがないスムーズな映像があります。それは「ジンバル」のおかげなんですね。

動きのある映像には必須ですが、こちらも価格は決して安くなくかさばるので、本当に必要だと感じたら揃えるのがいいと思います。

おすすめのジンバルは、ミラーレスカメラを乗せれて、軽量かつコンパクトな「ZHIYUN WEEBILL LAB」。これがあれば、映像が一気にプロっぽくなりますよ。

MacBook Pro

映像をつなげることが主な作業で、エフェクトを使用しなければ、スマホやタブレットでも編集可能です。でも、本格的に動画編集をするとなると、いずれは必要になってくるPC。

そのなかでも「MacBook Pro」の13〜15inchをおすすめします。スペックによってはカメラよりも高額になりますが、編集効率のためなら必要な投資。

MacBook Proを選ぶ際は、Apple Storeに行ってスタッフの方にやりたいことを伝えた上で、どのPCがいいかアドバイスをもらうのがいいでしょう。

▶︎MacBook Pro|Apple

編集ソフト

すでにiMovieやAdobe Premier Rushなどの無料ツールを使ったことがあり、有料じゃないとやりたいことができない場合は、「Adobe Premiere Pro」か「Final Cut Pro X」のどちらかがおすすめ。

映像表現の幅が広くやれることが多いのは、「Adobe Premiere Pro」といわれているので、月額製のサービスに抵抗がなく、とくにこだわりがない場合は、Adobeがいいと思います。

YouTubeでツール名を入れて検索すると、そのツールで作られた動画がアップされているはずなので、まずは調べてみてください。

▶︎Final Cut Pro X|Apple

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動画撮影前に知っておきたいカメラの設定

動画撮影時のカメラの設定は、写真撮影時とは異なります。ここでは動画撮影の設定について、ご紹介します。

シャッタースピードとフレームレートの関係性

動画撮影でよく「30fps・60fps」って言葉を見かけますが、動画撮影前にはまず、シャッタースピードとフレームレートの設定をする必要があります。

シャッタースピードはご存知の方も多いと思うんですが、フレームレートは聞きなれない方もいらっしゃると思います。

フレームレートとは

簡単に説明すると、「1秒間に撮れるコマ数」のことをいいます。動画は静止画をパラパラ漫画のように連続させて見せているもの

30fpsや60fpsは、1秒間にそのコマ数が30枚あるのか、60枚あるのかということなんですね。コマ数が多ければ多いほど、滑らかな映像が撮影できます

▼コマ数が多いほどどうなるか

  • データの容量が大きくなる
  • スローモーションが滑らかになる

より滑らかなスローモーションを撮影したい場合は、コマ数を多くすればいいんですね。ちなみにフレームレートが少ない映像でスローモーションを撮ると、カクカクの映像になります

スローモーションの撮影をしたい場合は、まず60fpsか120fpsの設定で撮影するのがおすすめです。フレームレート数による違いはYouTubeなどでチェックしてみてください。

シャッタースピードとフレームレートを合わせる

シャッタースピードは、フレームレートとおなじか倍ぐらいに合わせること。1秒間に60コマ撮るなら、1コマのシャッタースピードは、1秒間に60枚〜120枚撮れるようにします。

  • 30fps→SSは1/30〜1/60
  • 60fps→SSは1/60〜1/120
  • 120fps→SSは1/120〜1/240

ちなみに蛍光灯がある場所で撮影すると、画面がちらつく「フリッカー現象」が起きます。これは西日本で1/50、東日本であれば1/60で揃えることで防げます。

フレームレートは高ければいいってことではないらしい

上記の説明をすると、普通の撮影もできてスローにもできるから、60p〜120p以上に撮影するのがいいんじゃないかと思いますが、フレームレートによって映像の見え方が違うようです。

▼フレームレートが高い場合

デジタル感が強く、生っぽい映像になる。動きがくっきりとした感じに。家電量販店のテレビに写っている映像で、妙に生っぽく感じることがあるんですが、あれに近いのかな。

▼フレームレートが低い場合

アナログ感が強く、ノスタルジックな映像になる。映画っぽい感じに。精細さには欠けますが、それが返って印象的な映像になるのかな。

▼フレームレートの参考例

  • 24fps:映画
  • 30fps:テレビ
  • 60fps:ゲーム

フレームレート数でよく比較されるのが、「24fps・30fps・60fps」の3つです。60fps以上はよく、スローモーション映像に用いられていることが多いですね

FHDか4Kどっちで撮影すべき?

FHD(フルHD)や4Kは、「解像度」が異なります。解像度が高いほど、細かいところまで綺麗に映りますが、容量も大きくなるので、PCも高スペックなものが必要になります。

▼解像度の種類

  • HD:1280×720
  • FHD:1920×1080
  • 4K:3840×2160
  • 6K:6000×3376
  • 8K:7680×4320

今のところデータサイズ的に扱いやすく、主流なサイズのFHDで撮影するのがいいでしょう。4Kの映像編集に耐えうる環境が構築できれば、徐々に移行するのがいいと思います。

動画形式はMP4とMOVどっちがいい?

動画形式は、動画や音声のファイルを内包するコンテナのことを指します。コンテナごとによって機能が違ったり、利用シーンに合わせて最適化されているようです。

そのなかでも「MP4」と「MOV」は汎用性が高く、扱いやすい動画形式といわれています。

▼MP4とMOVの違い

  • MP4:AppleやWindows、スマホ、家電にも対応している最もメジャーな動画形式。
  • MOV:Appleの標準動画形式。Apple製品と相性はいいが、Windowsとは相性が悪い。Windowで扱う場合は、MP4などに変換が必要。

画質やファイルサイズは、おなじビットレートかつコーデックであれば、ほとんど同じとのことです。なのでこのどちらかを使っていれば間違いないのかなと。

ぼくはとりあえずMP4を使っています。

LOG撮影ってなに?

簡単にいえば、動画のRAWデータみたいなもので、一般的な撮影よりも多くの色情報を保持し、映画のような階調豊かな動画を撮影する方法です。

なので編集ソフトを用いて動画の色味を編集する場合は、LOG撮影をした方がいいんですね。LOG撮影はカメラの設定で変更することができ、メーカーによって名前が異なります(SONYはS-Log、FUJIFILMはF-Log、PanasonicはV-Log)。

LOG撮影をすると、彩度やコントラストが低くなり、グレーがかった映像になります。この映像にカラーグレーディングをして、好みの映像に仕上げていきます。

カラーグレーディングってなに?

撮影した動画の色味を補正したり、作り込むことをいいます。「カラグレする」という言葉を時折聞きますが、写真でいうフィルターやプリセットを当てて、編集していくイメージです。

カラーグレーディングは編集ソフトを用いて行い、LOG撮影した素材にLUTを当てて、動画の色味をつくっていきます。

LUT(ラット)ってなに?

LUTはルックアップテーブルの略で、簡単にいうと、LOG撮影した動画データの光や色の情報を呼び起こすもの。Lightroomでいうプリセットやフィルターのようなイメージです。

好みの映像に仕上げれるLUTは、Lightroomのプリセットと同じように無料で提供されていたり、有料で販売されています。ちなみにLUTファイルの拡張子は「.cube」になります。

最後に

カラーグレーディングやLUTについては、改めて「編集編」で詳細を書けたらと思います。撮影前の準備編というのに、調べることが多く、結構なボリュームになりました。

ただこれを読めば、動画を撮影するまでスムーズに進めるんじゃないかなと。次回は「撮影編」を書いていこうと思います。

これからカメラで動画撮影を始める方の参考になれば、とても嬉しいです。いっしょに頑張りましょう。

今日はこれにておしまい。
それではまた。