どうも、サタマサト(@mst727)です。
- 海外旅行のクレジットカードでどれを選べばいいかわからない
- 海外旅行のお金管理の方法が知りたい
そんなお悩みを解決する記事です。
▼記事の内容
- 海外旅行で最低限必要なクレジットカード
- 海外旅行保険をより充実させるクレジットカード
- 海外旅行でカードを使うときのポイント・注意点
「海外旅行用のクレジットカードはたくさんあるけど、どんな基準でどれを選べばいいのかわからない」という方は多いと思います。
これまでアジア周辺からインド周辺まで、約3ヶ月スパンで日本と海外を行ったり来たりしており、海外旅行のクレジットカードも定まってきました。
この記事では、どんなクレジットカードがいいのか、どういう基準で選ぶのか。おすすめのクレジットカードから、海外旅行のお金管理の方法までお伝えします。
海外旅行におすすめのクレジットカード
今回紹介するのは、こちらの5枚です。
年会費無料のものが多いので、全部つくっておくのがおすすめ。あればあるほどいいですね。それぞれの旅行スタイルに応じて適したクレジットカードは異なるからです。
では、厳選して1枚選べばいいのかというと、そうではありません。クレジットカードは複数枚持ちが必須。それぞれのカードの紹介に入る前に、まずは基本的なカード知識をすこしだけ説明します。
クレジットカード1枚での海外旅行は危険
海外では、日本以上にクレジットカードがなくなります。紛失や盗難はもちろん、ATMにカードを入れたまま出てこないことも、よくあります。
そんなときカードが1枚だと、困りますよね。それに海外だと、多額の現金を持ち歩いてる状態も危険です。
海外旅行のクレジットカードは最低でも2枚、国際キャッシュカードは1枚、合計3枚以上は分散して持ち歩くのがおすすめです。
海外旅行のクレジットカードの選び方
クレジットカードの選び方は、そこまでシビアになる必要はありません。特典やサポートなどいろいろあるんですが、いちばん重視するポイントはふたつ。
- 海外旅行保険が負担してくれる補償金額
- 自動付帯保険か利用付帯保険のどちらか
海外旅行保険は海外において必須。とくに使う確率の高い「傷害・疾病治療費」が重要です。アジア周辺の旅行なら、最低でも300万〜は必要です。
カード単体だと海外旅行保険の補償金額が心許無くても、複数枚組み合わせることで、保険の内容をより充実させることができます。大切なことなので、もうすこし詳しく説明しますね。
海外旅行保険には「自動付帯保険」と「利用付帯保険」がある
- 自動付帯(海外旅行中に持っていくと自動で適応される保険)
- 利用付帯(公共交通機関の料金などをカードで決済することで適応される保険)
「自動付帯」は海外に持っていくだけで、海外旅行保険が適応されます。
一方「利用付帯」は、ツアー代金や公共交通機関の料金(海外航空券・空港までのバス・電車・タクシー)の支払いをカードで支払うことで、海外旅行保険が適応されます。
利用付帯の適応条件は、カードによって異なるので、事前に調べましょう。
自動付帯と利用付帯だと、自動付帯の方が使い勝手はいいですが、利用付帯のカードと組み合わせることで、海外旅行保険の補償金額をより充実させることができます。
海外旅行保険は合算できるものとできないものがある
見落としがちなことですが、クレジットカードを複数枚持っているからといって、すべての保険内容に、補償金額を合算できるわけではありません。
たとえば、「傷害死亡・後遺障害」の保険金額は合算されず、それ以外の「治療費用・賠償責任・携行品損害」などの保険金額は合算されます。
詳しくは、日本損害保険協会のWebサイトに公開されているこちらの記事を、ご覧ください。
クレジットカードの海外旅行保険だけに頼るのは良くない
クレジットカードの海外旅行保険(とくに年会費無料や安いもの)は、負担してくれる金額が少ないのが特徴的です。
物価の安い国だとカードの海外旅行保険でも大丈夫ですが、医療費の高い国であれば、しっかりとした海外旅行保険に入るのがおすすめ。各々旅先の医療費を事前に調べておきましょう。
とはいえ体調が悪くなれば日本に帰国して、しっかりと治療を受けるのがいちばん。それでは、シーン別にカードの詳細を見ていきましょう。
▼ここまでのおさらい
- クレジットカード1枚は盗難のリスクあり、かならず複数枚持つ
- カード選びは「海外旅行保険の補償金額」「自動付帯か利用付帯か」を見る
- 医療費の安い国は基本クレカ(複数枚)でOK。医療費の高い国は海外旅行保険も検討する
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海外旅行で最低限必要なおすすめのクレジットカード
ご紹介する5枚のカードのうち、最低限必要なクレジットカードが、こちらの2枚になります。
どちらも初めての海外旅行におすすめです。それぞれ詳細を見ていきましょう。
三井住友VISAクラシックカードA
- ブランド:VISA
- 年会費:1,500円+税(インターネット入会で初年度年会費無料)
- 保険期間:90日
- 特長:初年度年会費無料・自動付帯
保険の種類 | 保険の金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 自動付帯分:1,000万円 利用条件分:4,000万円 |
傷害治療費用(1事故の限度額) | 300万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 300万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | 5,000万円 |
救援者費用(1年間の限度額) | 500万円 |
携行品損害[自己負担:1事故3,000円] (1旅行中かつ1年間の限度額) |
20万円 |
「三井住友VISAカード」は銀行系のクレジットカードとして有名。初めての海外旅行にはもってこいの1枚です。
いろいろと種類があるんですが、海外旅行保険が自動付帯する「クラシックカードA」を選びましょう。最初の1枚としておすすめする理由は下記の3つから。
- セキュリティ的にも信頼できる銀行系のカード
- 世界中どこでも使える「VISA」であること
- 海外旅行保険がついてくること(自動付帯)
年会費は1,500円かかってきますが、自動付帯の海外保険付き。世界中どこでも使える「VISA」なので、使い勝手も問題なし。初めての海外旅行には言うことなしです。
余談ですが、海外保険の補償金額を上げるために、「ゴールドカード」を作っている方もいました。ご興味ある方は、クラシックAカードを作り、そこからグレードアップもいいですね。
楽天カード
- ブランド:MasterCard
- 年会費:無料
- 保険期間:90日
- 特長:年会費無料・利用付帯
保険の種類 | 保険の金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療費用(1事故の限度額) | 200万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 200万円 |
賠償責任[免責なし](1事故の限度額) | 2,000万円 |
救援者費用(年間限度額 ) | 200万円 |
携行品損害[免責金額3,000円](年間限度額) | 20万円 |
こちらも名前を聞くことが多い「楽天カード」。楽天ポイントが貯まりやすいことから、普段から利用している方も多いです。
海外旅行時のクレジットカードとして選ぶ理由は、下記のとおり(楽天プレミアムカードについては後ほど紹介します)。
- 年会費が無料であること
- 世界中どこでも使える「MasterCard」であること
- 海外旅行保険がついてくること(利用付帯の条件付き)
年会費が無料かつ、世界中どこでも安心して使える「MasterCard」なので、利便性がとてもいいです。そして、海外旅行保険も条件付きでついてくるので、申し分なし。
利用付帯保険なので、日本を出国する前に、楽天カードで海外航空券などを支払った場合のみ、保険が有効になります。詳しくはこちらをご覧ください。
海外旅行によく行く人は「楽天プレミアムカード」のグレードアップもあり
- ブランド:MasterCard
- 年会費:10,800円(税込み)
- 保険期間:90日
- 特長:利用付帯の補償金額アップ・空港ラウンジが無料・利用付帯
保険の種類 | 保険の金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
傷害治療費用(1事故の限度額) | 300万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 300万円 |
賠償責任[免責なし](1事故の限度額) | 3,000万円 |
救援者費用(年間限度額 ) | 200万円 |
携行品損害[免責金額3,000円](年間限度額) | 50万円 |
楽天プレミアムカードは、年会費こそ他のカードと比べて高いものの、補償金額が充実しています。とくによく海外へ行かれる方は、「プライオリティ・パス」を無料で取得できるのがありがたい。
プライオリティパスは、世界中の空港ラウンジが無料で使えるカードです。年に5回以上海外へ行かれる方にはとてもお得なカードになります。
僕は楽天プレミアムカードをメインで使用しているのですが、深夜や早朝に乗り換えや到着することが多いので、毎回空港ラウンジを利用しています。いまはもうその快適さを手放せません。
三井住友VISAクラシックカードAと楽天カード(楽天プレミアムカード)は必須
海外旅行では最低限、このふたつのクレジットカードを、持っておきましょう。
コスパが良いのはもちろん、VISAとMaster両方網羅してることで、世界中どこでも使えます。そしていちばんのメリットは、自動付帯と利用付帯がうまく使い分けれることなんです。
- 楽天カード(楽天プレミアムカード)で海外航空券を購入(日本出国前に決済)
- 海外旅行時は三井住友VISAクラシックカードAもサブカードとして常備
上記のように、2枚のクレジットカードを組み合わせて利用することで、海外旅行保険の補償金額をすこしでも充実させることができます。
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海外保険をより充実させるおすすめのクレジットカード3枚
海外保険の補償金額をより充実させるために、そして盗難リスクを避けるために、クレジットカードの枚数は多いほうがいいというお話はしました。
ここでは海外旅行のリスクを軽減するために、さらにクレジットカードを持つならどれがいいのか、おすすめの3枚を紹介します。
エポスカード
- ブランド:VISA
- 年会費:無料
- 保険期間:90日
- 特長:年会費無料・自動付帯
保険の種類 | 保険の金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 500万円 |
傷害治療費用(1事故の限度額) | 200万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 270万円 |
賠償責任[免責なし](1事故の限度額) | 2,000万円 |
救援者費用(1旅行・保険期間中の限度額 ) | 100万円 |
携行品損害[免責金額3,000円] (1旅行・保険期間中の限度額 ) |
20万円 |
エポスカードは、海外保険の補償金額を充実させる、サブカード的な立ち位置。疾病治療費用が270万円の補償と、年会費無料のカードの中でも高いのが特長ですね。
- 年会費無料
- 疾病治療費用が他のカードと比べて充実
- 国内の提携先の飲食店や遊園地、カラオケで割引可能
海外旅行だけでなく、日本国内でも割引など、お得に使えるクレジットカード。それでいて無料なので、海外旅行保険用のサブカードとしておすすめです。
ライフカード<旅行傷害保険付き>
- ブランド:VISA・MasterCard・JCBのいずれか
- 年会費:1,250円+税(初年度年会費無料)
- 保険期間:90日
- 特長:初年度年会費無料・自動付帯
保険の種類 | 保険の金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
個人賠償責任危険 [免責金額なし] | 2,000万円 |
救援者費用等 | 200万円 |
携行品損害[免責金額1事故3,000円] | 20万円 |
ライフカードも、エポスカードと同じくサブカード的な立ち位置。これといった特徴はないですが、エポスカードと同様に、補償金額の合算用として持っておくのがおすすめ。
また、カードブランドを選べるので、VISAやMasterCardのみの人であれば、JCBカードをつくっておくのもおすすめ。
海外旅行保険を延長させるなら「リクルートカード」
- ブランド:VISA・MasterCard・JCBのいずれか
- 年会費:年会費無料
- 保険期間:90日
- 特長:年会費無料・3ヶ月以上の旅行でも使える
保険の種類 | 保険の金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 |
疾病治療費用 | 100万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
救援者費用等 | 100万円 |
携行品損害[免責金額1事故3,000円] | 20万円 |
クレジットカードは基本、90日しか使えないところが多い。もしクレジットカードの海外旅行保険だけだと、90日以内に帰国するか、海外旅行保険に入るのがベターです。
でも、海外へ行ってから現地で公共交通機関をカード払いをすると、その時点から保険が有効になるものがあります。それが「リクルートカード」。ポイントは下記のふたつ。
- 利用付帯の海外旅行保険で、適応期間を自由に決められる(90日間)
- JCB以外にVISAかマスター、合計2枚発行できる
たとえば、海外滞在期間が80日を切ったタイミングで、リクルートカードで交通費を決済すると、決済した日から90日間保険が適応されるんです。これがリクルートカードの強みですね。
ただしカード1枚だけ心許ないので、もう1枚発行していると、補償金額を合算できるわけですね。医療費が安い国でも最低2枚は持ちましょう。
クレジットカードは全部持ったほうがいい
結論、今回紹介したクレジットカードは、すべて持っていて損なしです。ただいろんな事情があると思うので、紹介した順につくっていくのがおすすめです。
▼最低限必須な2枚
▼海外旅行保険をより充実させるならこの3枚
クレジットカードは、1ヶ月に1枚以上は作らないほうがいいと聞くので、複数枚作りたい場合は、期間をずらしての発行が無難でしょう。
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海外旅行でクレジットカードを使うときのポイント・注意点
海外旅行で上位の不安は「お金の管理方法」だと思います。ここからはよく聞かれる海外旅行中のクレジットカードの使い方や、お金の管理方法をご紹介します。
まず、海外旅行中のお金の使い方はこんな感じです。
▼クレジットカード
- メインとサブのクレジットカード、国際キャッシュカードを分散して分けておく
- 基本はメインのクレジットカードで支払い(海外航空券は利用付帯のカードで支払い)
▼国際キャッシュカード
- スキミングの恐れがあったり、クレジットカードを支払う文化がなければ、前もってATMで引き出し
- ATM引き出しの際は、状況に応じてクレジットカードの海外キャッシュか、国際キャッシュカード
▼現金
- 現金は空港のATMで前もってすこしだけ引き出す
- もちろん現金も分散、日本円とドルも持っておく
ちなみに日本円を換金することは、ほとんどありません。
お金の管理方法は、上記の「クレジットカード・国際キャッシュカード・現金」3つに分かれるんですが、もうすこし具体的に見ていきましょう。
クレジットカードの使い方と注意点
楽天プレミアムカードで、日本で事前に海外航空券を購入し、海外保険の利用付帯を適応させます。ポイントが貯まりやすいため、メインの支払いも基本は楽天カードに統一しています。
それ以外のサブのクレジットカードは、別の場所に分散させて持っておきます。これでどれかひとつ盗難にあっても、すぐにお金を引き出せるようにしています。
クレジットカードを利用する場所は、しっかりと見極めましょう。地元の人もクレジット決済しているようなお店だと問題ないですが、個人商店や、人気が少ないお店が気を張った方がいいですね。
▶︎海外旅行で安全にクレジットカードを使うための注意点とトラブル対策まとめ
定期的にカードの利用明細を確認しよう
クレジットカードはどこで不正利用されているかわからないので、カードの利用明細は定期的に確認しましょう。
クレジットカードで決済したら、メールが飛んでくるようにもできるので、事前に設定しておくのがいいですね。
国際キャッシュカードの使い方と注意点
旅行先で現地のATMからお金を引き出す際に使用します。手数料が高いのがネックですが、口座に入ってる金額分だけしか引き出せないので、気持ち的にセキュリティ面は安心できます。
以前まではメインの国際キャッシュカードとして、新生銀行カードを使っていたのですが、海外のATMから引き出せなくなったので、いまはクレジットカードのみを利用しています。
とはいえ、国際キャッシュカードなしだと不安なので、下記の国際キャッシュカードを作成予定です。よく聞くのが下記のカードなので、詳しくはまた調べてみてください。
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- スルガ銀行
ATMでお金を引き出すときは、観光客が使っているところで引き出そう
これは周りの人から実際によく聞く話なんですが、カードのトラブルは割とATM系が多いです。
たとえば、カードを入れたらそのまま出てこなくなったり、夜にあまり人がいないところでATMに行ったら、数人に待ち伏せされてたりとか。
このことから、ATMで現金を引き出す際は、観光客が使用している場所かつ、人目につくところ。そして引き出すのは日中。おすすめはショッピングモールやホテル内のATMです。
単純に街中のATMだと、お金が入ってなかったりもするので、商業施設での引き出しが無難ですね。
現金の使い方と注意点
旅先によっては、まだ現金支払いが主流な場所は、たくさんあります。とくにローカルの屋台は、現金でお支払いがメインですよね。
日本円の換金は盗まれたら終わりなので、リスクが高く、レートも気にしないといけないので、ほとんどしません。現金も海外の空港に到着したら、少量の額を引き出し、分散して持っておきます。
ちなみに空港のATMで前もって引き出しておく理由は、いちばん安全だからですね。街中で引き出すATMは、国際キャッシュカードと同じ。
最後に
海外旅行用のクレジットカードが決まれば、まずはつくってみましょう。最低限必要な下記の2枚だけでも、先につくっておくといいですよ。
▼この記事で紹介した海外旅行におすすめのクレジットカード
僕の失敗談でもあるんですが、海外旅行に行く直前に申し込み始めても、手元に届くまで1週間以上かかるので、間に合わない場合があるんですよね。
最低でも2週間前ぐらい前に、申し込むのがおすすめです。そして安全で快適な海外旅行を楽しんでいただけたらと思います。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。今回の記事が、これから海外旅行に行かれる方のお力になれば、とても嬉しいです。
今日はこれにておしまい。
それではまた。