どうも、佐田真人(@mst727)です。
- ペルソナってどうやって考えるんだろう
- ペルソナ設定をしっかりして、ブログのアクセスを伸ばしたい
そんなお悩みを解決する記事です。
▼記事の内容
- ブログにおけるペルソナの設定方法
- ペルソナ設定の具体的な手順
- ペルソナを設定した記事は順位もしっかり計測しよう
もともと僕はWebマーケターとして、BtoBサービスのオウンドメディアを運営しており、アクセスと問合せ件数ともに成長させてきました。
その際のコンテンツライティングの経験は、いまのブログ運営にも大きく役立っています。そのひとつがペルソナ設定。
ペルソナがあると、記事の方向性がブレず結果的にアクセスや収益も、伸びていきます。ペルソナと聞くと一見難しそうですが、実はすごくシンプルなので、今日は簡潔にお伝えしていきます。
ブログにおけるペルソナの設定方法
まず結論としてブログのペルソナ設定は、「過去の自分か身近な友人」にしましょう。
難解なペルソナ設定は必要ない
ブログやWebメディア運営にありがちなのが、複雑なペルソナをつくることが目的になっていること。よくあるのがこんな項目を羅列したもの。
年齢・職業・生年月日・出身, etc..
だけど、実際作成したペルソナを元にコンテンツを考えようと思っても、ペルソナ像がまったく思い浮かばないんです。例えば。
27歳のサラリーマンで東京在住、趣味は表参道で買い物すること
そんな項目があったとしても、その先を考えられないんですよね。なので一旦、ブログのペルソナ設定では、この考え方は置いておきましょう。
ちなみにブログ全体のペルソナは別で考えています。詳しくは「好きとできるをうまく繋ぐ、ブログコンセプトの作り方【長くつづけるブログ運営論】」をご覧ください。
ペルソナ設定の時点で、顔を思い浮かべれるか
正しいペルソナ設計で大切なことは、「相手を鮮明にイメージできること」です。
年齢や職業などの表面的な情報をいくつも並べてもあまり変わりません。その人がなにに悩みどんな情報を必要としているのか、どんな気持ちになりたいのかを探ることが大切です。
余談ですが働くときによく「販売や営業を経験をしてから…」と言われるのはそのため。
ペルソナ設定は本来チームの方向性をブラさないためにするもの
じゃあ冒頭で述べたような「表面的な情報を含めたペルソナはいらないのか?」と聞かれると、必ずしもそうではありません。
ペルソナは本来、サービスや商品の方向性をチーム内でブラさないために設定するもの。冒頭のペルソナで、チームとして認識がとれていれば問題ないと思います。
ただ本質的な部分を理解せず、表面的なところをなぞっているだけだと本末転倒。個人のブログ運営においては、本質的なところを押さえておけば十分です。
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ペルソナ設定の具体的な手順
ブログ運営におけるペルソナ設定の、具体的な作り方はこんな感じです。
- キーワードを選定する
- 読者を思い浮かべる
- 問いを立てること
ひとつひとつの記事にペルソナを立てていく方法を解説していきますね。
①キーワードを選定する
検索流入を考えるなら、まずキーワード選定は必須。キーワードを定めて、記事の方向性を決めましょう。
(キーワード選定が必要のない文章は、飛ばしていただいて大丈夫です!)
キーワードの選び方は簡単。ここでは無料ツールを利用して、キーワードを選定する方法をご紹介します。
Googleの検索窓のサジェストから選ぼう
まずはGoogleの検索窓にキーワードを打ち込むと、検索窓に同様のキーワードが続くと思います。そこから書けそうだと思うものを選ぶ方法。
「goodkeyword」を使えば、Googleの検索窓には表示しきれないサジェストワードも確認できるので、こちらから探すのもありです。
関連キーワード取得ツールから選ぼう
もうひとつは「関連キーワード取得ツール」から選ぶ方法。
こちらもとても便利なツールで、キーワードを網羅的に抽出するだけじゃなく、語順別で出してくれるんですよね。
この中からキーワードを選定して書いていく方法もあります。
②読者を思い浮かべる
ここから読者を思い浮かべてみましょう。冒頭で述べたように、ブログのペルソナ設定は「過去の自分か身近な友人」。ここでは過去の自分で考えます。
「過去の自分を思い浮かべることは、だれが何に悩んでいるのかを、鮮明にイメージすること」。まずは過去の自分の状況をイメージしてみましょう。
例えばこんな感じ。キーワードは「ブログ スポンサー」です。
フリーランスになって本格的にブログを始めることにした。そんなときにTwitterでブログスポンサーのことを知り、自分もブログスポンサーを募ってみようと思った。
ここからさらに、過去の自分を思い浮かべながら、深掘りしていきます。
③問いを立てること
深掘りする際に大切なのは、問いを立てること。例えばこんな感じ。
ブログを本格的に始めたいけど、収益の面でまだまだ不安。集客と収益の面でブログのスポンサーを募れないかな。だけどブログのスポンサーって具体的にどう募ればいいの?
先ほどイメージした過去の自分の解像度をさらに上げる感覚ですね。問いを立ててあげることで、解決すべき問題がわかるので、あとはその解決策を記事に書くだけです。
「だれになにを(問い)」があれば、少なくとも60点以上の記事が書けるようになりますよ。
ペルソナ設定後は、アンサー記事を書く
流入を意識した記事を書くのであれば、問いと答えはセットです。検索窓にキーワードを入れるまでの読者の気持ちをイメージして、記事を作ること。
もしその仮説が正しければ、ちゃんと結果として出てくるはずです。それまでは信じて気長に待ちましょう。
ちなみに上記の例で出した「ブログ スポンサー」のKWで書いた記事は、「個人がブログのスポンサーを獲得するために、最低限考えるべき5つのポイント」。
2018年12月20日時点では、まだ1位をキープしてますね。
ペルソナ設定の詳細は、この本にすべて載ってます
ちなみに僕はコンテンツライティングのほとんどを「沈黙のWebライティング」から学びました。とくに記事ごとにペルソナを設定して書く方法の詳細は、この本で語られています。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
記事を今後外注していくとお考えの方もかなり役立つので、コンテンツライティングに関わる方はぜひ読んでみてください。
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ペルソナを設定した記事は順位もしっかり計測しよう
せっかくペルソナ設定して記事を書いたにも関わらず、その後の順位を計測していないと振り返りができません。
書いて終わりじゃなく、結果を見て振り返って改善する。そのプロセスを経て、ようやくブロガーといえるのかなと。
僕がおすすめの順位チェックツールをひとつ、簡単に紹介しておきますね。ブロガー向けの完全に無料で使える海外製のものです
ブログ運営におすすめの順位チェックツール「SERPOSCOPE」
ちょっとインストールまでが若干ややこしいんですが、無料なのにキーワードも無制限に追加できる優れもの。
順位チェックツールは有料のものが多いんですが、個人だとなかなか最初はハードルが高いもの。そんなときはこのツールを使ってみましょう。
詳しくは「Mac用SEO順位チェックツールは、無料で高機能な「SERPOSCOPE」一択」で解説しているので、まだ導入していない人はご覧ください。
経験上順位の変動が表れるのは「3ヶ月後〜」
ブログをやめてしまう要因のひとつとして、書いてすぐには結果が出ないことにあります。だから書いてなかなか読まれなくても、当たり前なのでそこは3ヶ月耐えましょう。
Googleが記事を認識するために、どうしても3ヶ月ぐらいの期間はかかってしまうんですよね。
それまではひたすら記事を書いて、順位計測しておきましょう。3ヶ月後に順位を見ながら振り返りができるといいですね。
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最後に
簡単にまとめると、こんな感じです。
- ペルソナ設定は鮮明にイメージできる「過去の自分か身近な人」
- ペルソナ設定をするときは、問いと答えをセットで考えること
- 仮説を立てて書いた記事は、しっかりと検証して改善する
大切なところをピックアップしました。
読まれるブログの作り方は、こうした基本的なことで成り立っているので、ぜひ意識してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。今回の記事が、すこしでも皆さんのお力になれば、嬉しいです。
今日はこれにておしまい。
それではまた!