トバログと、カメラ片手に、海の見える駅へ|時折、熱海

平日の朝、人の波が絶えず押し寄せる、新宿駅。これから小田急線に乗る。平日なのに、なんだか休日みたい。行き先は「根府川」。海の見える駅だ。

小田急線に乗ったのは、去年の秋。会社をやめた翌日に、同期たちと箱根に行ったとき以来。だから平日なのに、今日は休日気分です。

すこし遅れてトバログ(@tobalog)が到着。前回の表参道フォトウォークに続き、出張フォトウォーク。今日は35mmレンズ一本で、街を撮ってみることにした。

海の見える駅、根府川へ

みんなが写真を撮る場所で、カメラを構えるのはすこし億劫だ。「ああ、この写真見たことある」となってしまうのが、たぶん怖い。

だからといって撮らなければ上達することもなく、ああでもないこうでもないと考えながら撮る。

見慣れた景色を見て、どう切り取ろうか考える。だけど、考えれば考えるほどそれっぽい写真になって、うーんと頭を抱えてしまう。

結局は心赴くまま切り取ったほうが、「なんかいいな」と思える写真が撮れるもの。

「お腹が空きましたね」と話しながら、それでも目線はファインダーへ。どうやら二駅先が「熱海」らしい。せっかくなので、熱海に向かいましょう。

根府川から、熱海へ

大学生と思わしき人たちで賑わう熱海。平和通りと呼ばれる商店街は、ノスタルジックな光景から、ちょっと京都に似ているなと思った。

焼きたての海老とホタテに惹かれて入ったお店。こんなところでもSurfaceを開き、写真を移行するトバログは、ブロガーの鏡だ。

運ばれてきた焼きたてのホタテに、さっそく醤油を垂らす。湯気とともに上る、バターと醤油の香りがたまらない。繰り返す、今日は平日だ。

お腹を満たすと、ふらりふらりと海を目指す。近くに海や川の気配を感じると、どうしても見たくなる。リゾートとして名を馳せた熱海の海を、一目見ておこうと思った。

熱海のビーチへ

くもり空、やや風あり。海へ入るにはすこし寒そう。それでも楽しそうに浅瀬ではしゃぐ、彼ら彼女。そんな様子を見ていていいなあと思うのは、歳を重ねたせいなのか。

熱海にはまだ、夏の匂いが残っていた。

たぶんカメラを持っていなかったら、こんなに外へ出なかったと思う。「写真を撮りたい」なんて、それっぽい言い訳を見つけては、また旅立つ。

その気持ちは国内も国外も、そんなに変わらないんだろうな。

旅の締めは熱海駅近くのカフェで

ここまで来たのなら、サクッと大江戸温泉でひと休み。このまま泊まってしまいたい気持ちをグッとこらえ、熱海駅へもどる。

疲れをとったあとは、この名残惜しい気持ちを置いていくために、締めのカフェへ向かった。名前は「KICHI CAFE」。

参照:旅の最後にホッと一息つける、熱海のカフェ「KICHI CAFE」|静岡

扉を開けると木の香りが鼻をかすめる、古民家を改築したリノベーションカフェ。廃材と温かな間接照明が織りなす空間に、思わず足を止めてカメラを構える。

非日常の和気藹々とした旅先で、日常の静けさを感じられるカフェがあると、旅は一段と楽になるし、心穏やかになれる。

カフェを出る頃には、すっかり日が暮れていた。ここからまた電車に揺られて2時間。次はぜひ泊まりで来たい。