どうも、佐田真人(@mst727)です。
よくカメラの話をしているとき、「全然一眼レフっぽい写真が撮れないんだけど…」と言われることがあります。
話を聞いていると、一眼レフっぽいというのは「ボケを活かしたオシャレな写真」のことのようです。
おそらく一眼レフやミラーレスカメラを買われた方は、この”ボケ”を活かした写真を撮りたいと思われている方が多いのではないでしょうか。
そんな問題を解決するためにオススメなのが「単焦点レンズ」。
自分も普段メインで使用しているとても好きなレンズなのですが、ボケを存分に活かした写真を撮ることができます。
そこで今回は、初めてカメラのレンズを買う人に、なぜ「単焦点レンズ」をオススメするのか、その理由を書いてみようと思います。
CONTENTS
単焦点レンズはわかりやすく、感動を得やすい
「一眼レフっぽい写真を撮れない」という方は最初から一眼レフを買った時にセットで付いてくる「ズームレンズ」を使ってる方が多いのではないでしょうか。
実はこのズームレンズこそが「ボケを活かした写真を撮れない」と諦めてしまう原因のレンズなのです。
正確には、ズームレンズも背景をぼかした写真を撮ることはできます。
しかし単焦点レンズの方が、より簡単に背景をぼかすことができ、何より撮った写真を見たときの感動が圧倒的に違うと思います。
特にカメラを始めて間もない頃は、このわかりやすく感動を得やすい状態を繰り返すことで、どんどんカメラを好きになっていくように思います。
誤解して欲しくないのは、もちろんズームレンズもとても良いレンズだということ。
ただ始めて使うには、上記のような背景をぼかした写真の撮りやすさ、またその感動を得るには多少ハードルが高いレンズだと考えます。
ではスームレンズと単焦点レンズは、具体的にどう違うのでしょうか。簡単にまとめてみます。
ズームレンズと単焦点レンズの違い
ズームレンズ
- 汎用性の高さ(ズームできるので幅広く使える)
- 比較的重い
- F値が高い(暗いレンズが多い)F2.8〜
単焦点レンズ
- 汎用性の低さ(画角が固定されているのでシーンを選ぶ)
- 比較的軽い
- F値が低い(明るいレンズが多い)F1.4〜, F1.8〜
かなりざっくり書いてしまいましたが、ここで重要なのは、F値が大きく関係しているということ。
よくレンズに書かれている「F1.4や1.8」というのは、そのレンズの最小F値であり、明るいレンズといわれています。
このF値が小さければ小さいほど、より光を多く取り込み、ボケ感のある写真を撮ることができるのです。
ズームレンズは、F値が高くボケを活かした写真にはあまり向かないものの、汎用性が高く一本であらゆるシーンに使えます。
単焦点レンズは、画角が固定されており、撮りたい対象がはっきりしていないと扱いにくいものの、F値が低くボケを活かした写真を撮ることができます。
単焦点レンズは自分の足で撮りにいく
もうひとつ、始めてカメラのレンズを買う人に「単焦点レンズ」をおすすめする理由があります。
それは「自分の足で写真を撮りにいく」という感覚が身につくからです。
単焦点レンズは画角が決まっているので、自ら動いて角度や距離を確認し、撮影しなければなりません。
一見面倒なことのようですが、この一手間こそが、良い写真を撮る秘訣だと考えます。
同じ被写体だったとしても、撮る方向や角度、そしてその距離感やタイミング、どこをどう切り取るかで写真は全く違った画になります。
ああでもないこうでもないと、自ら動いて撮ることの繰り返しが、撮影の上達に繋がっていくのだと思います。
最後に
単焦点レンズは、撒き餌レンズとも呼ばれ、2万円前後からと比較的購入しやすい価格からあります。
もしこれからカメラを始められる方はぜひ、この単焦点レンズを検討してみてください。きっと写真を撮るのが楽しくなりますよ。
今日はこれにておしまい。
それではまた!