BRUTUS(ブルータス)の表紙が台湾で話題に。批判だけで終わらない彼らの姿から今思うこと。

【2018/4/24更新】

どうも、佐田真人(@mst727)です。

先日、雑誌「BRUTUS(ブルータス)」の2017年8/1号、「台湾で見る、買う、食べる、101のこと。」が発売されました(2018年3月に増補版が出たということで、リンクを差し替えました)。

僕はBRUTUSが好きなのはもちろん、台湾も大好きなので、さっそく買って読んだのですが、すぐにでも台湾に行きたくなりました。

 

 

台北について書かれた本は山ほどあるのですが、台中や台南、台東までちゃんと網羅された雑誌ってなかなかないんですよね。それを今回BRUTUS目線で読めたのがとてもよかったです。

そんな台湾特集なんですが、どうやらBRUTUSの表紙について、台湾で議論があったようです。今日はその一連の背景に加えて、その後の動きが素晴らしいなあと感じたので、書き残しておこうと思います。

ブルータスの表紙が台湾全土で議論?

そのお話を知るきっかけとなったのが、写真家である濱田英明さんのツイート。

どうやら台湾でかなり話題になっているみたいです。

今回のBRUTUSの表紙を飾っているのは、台南の「國華街」という通り。台南のローカルな風景が表紙に選ばれたことについて、どうやら台湾中で論争が巻き起こっているようです。

論争の引き金となった意見が掲載されていたので、こちらのサイトから一部を引用させていただきます。

台湾で論争の発端となった意見は、「脇に止められている大量のスクーターのせいで歩行者は車道を歩かざるを得ないようになっている、それがわざわざ取り上げられて表紙に使われたことが、台湾の『民度』の低さを見せつけられたようで恥ずかしい」というものだった。

引用元:『BRUTUS』台湾特集表紙問題:台湾人が不満を感じた理由 | nippon.com

こういった意見からどんどん議論がヒートアップし、台湾全土を巻き込むほど炎上してしまったようですね。

日本で例えるなら、東京の通勤ラッシュ時の満員電車の写真を表紙にされるような感じ、なのかもしれません。

ただ今回お伝えしたいのはここからです。ただの論争だけに終わらず、その後の動きがとても素晴らしかったんです。

思い思いの台湾がブルータスの表紙になる

台湾特集の表紙について賛否両論の議論が起こる中、なんと写真を自由に載せて、BRUTUSの表紙を作成できるツールが開発されたんです。

そこから台湾の人たちが思い思いにBRUTUSの表紙を作成し、Instagramのハッシュタグを使い投稿していくという流れに。

それがまたたく間に拡がり、Instagramでハッシュタグ検索してみると、こんなにもたくさんのBRUTUSが。

なかなかいろんなBRUTUSの表紙を見ることってないので、ついたくさんの表紙をスクロールして見てしまいました。

そしてなぜこの動きが素晴らしいなあと思ったのか。それは「ただの議論批判で終わることなく、それぞれが思いをかたちにした」と感じたからです。

ただの批判だけに終わらず、ちょっとした理想を自ら創る

どうしてもこういう議論が起きてしまうと、批判の声が大きくなって、炎上してしまうパターンってありますよね。そして大抵のものは燃えてしまって、そのまま終わることが多いと思います。

でも今回の件はただの批判だけに終わらず、そのあとにちょっとしたムーブメントとして拡がっていったことが、ほんとうに素晴らしいなあと感じましした。

「今回のBRUTUSの表紙もありだけど、私のこの写真も表紙にいけるんじゃない?」と、みなさん思い思いの台湾の魅力が伝わってくるのがいいですよね。

ただの批判だけで終わってしまうと、どちらも一方通行で、互いに高め合っていけることってなかなかない。

でもこういったムーブメントは、互いに高め合っていけるというか、すこしでもポジティブな方向に拡がっていったことが、とてもうれしかったです。

一人一人が批判ではなく、「こんな台湾もあっていいんじゃない?」と、小さな理想を自ら創った結果が、今回のムーブメントなんだと思います。

ということで、僕もさっそく作ってみました。写真は2014年の台湾!

こちらから作成できるので、ご興味のある方は、一度使ってみてください。

参照:台灣街景封面產生器

最後に

今回の件は決して他人事ではなく、今の僕らにもできること、たくさんあるように感じました。この記事を読んでくださった方の、何かしらの参考になれば幸いです。

ご興味があれば、ぜひ今回「BRUTUS(ブルータス)」の2017年8/1号、「台湾で見る、買う、食べる、101のこと。」も手にとって読んでみてください。

 

 

ここから余談。

自分でも台湾特集の表紙を作ってみたら、また台湾に行きたくなってきました…。学生のときに20日間ぐらいかけて、台湾を一周したことがあるんですけど、それがきっかけで台湾が好きになったんです。

向こうのご飯が美味しいのはもちろんなんですが、台湾の若者カルチャーがとても好きなんですよね。ちなみに台北に行かれたことのある方は、ぜひ次は台中や台南、台東にも行ってみてください。めっちゃおすすめです。

今度はちゃんと時間かけて一周したいし、なんなら台南あたりですこし生活してみたいとも思う、今日この頃です。

今日はこれにておしまい。
それではまた!

 

【2018/4/24更新】2018年3月に増補版が出たということで、テキストリンクとAmazonリンクを差し替えました。